【ネタバレ】アニメ版セーラームーンの最終回で苦情?セーラー戦士が死ぬ展開に関する私の意見

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注:本記事には盛大なネタバレがあります(セーラームーン、セーラームーンS、こどものおもちゃ)

セーラームーン無印(ダークキングダム編)のアニメ最終回数話において、セーラー戦士が次々に妖魔に殺されていく展開があります。

文字にするとヘビーですが、実際は氷漬けにされて、綺麗な死に際ですが…

しかし、容赦なく次々に死にゆくセーラー戦士。
読者の心をえぐるような走馬灯の数々。
これまでアニメを見ている子たちから、画面を超えて友達認定されてきた少女たちの死。

セーラームーンは当時、社会現象を引き起こすほどの人気だったので、この衝撃展開は様々なクレームを引き起こしました。

「うちの娘が泣き止まない」
「すごく落ち込んで小学校に行けなかった」

などなど…。

アニメを見ている年齢層を考えれば、この展開は少々重すぎたのかもしれません。

しかし、子供のおもちゃ(通称:こどちゃ)では狭山が刺されたり、主人公の倉田紗南が心を失ったり、少女漫画とは思えないほどの重い展開が繰り広げられていたので、やはり少女漫画のメーンスタイルは登場人物の精神に集中している場合が多いように思えます。

それでもセーラー戦士全員死亡は必要な展開だった

セーラー戦士の死は、主人公である月野うさぎが成長するために必須の展開だったと言えるでしょう。

あの悲劇的な展開があったからこそ、ラストシーンが映えるのです。

ただ、セーラームーンは、アニメ版はそれまで長い間、コメディ風味に物語を進めてきたので、やはりギャップが大きすぎたのだと思います。

またアニメを見ている年齢層が低すぎた。
小学校高学年なら、こうした展開も「演出」だと分かりますが、幼稚園~小学校低学年の子では理解が追いつきません。

友達が死んだ。
もう会えない=悲しい。

という思考になり、悲しみに打ちひしがれるのも、無理はありません。

最終回では、セーラー戦士全員が転生して、記憶は失ったけれど元通りの生活に…というハッピーエンドになっていますが、そこに至るまでの1週間~2週間は子供には長過ぎます。

また、転生という概念も、幼稚園生には分かりにくいのも難しいところ。

改めて見ると、初代のセーラームーンはシリアスとコメディの配分がすごく偏ってるんですね。

序盤にネフライト×なるちゃんの死別をぶちかましたり、挑戦的な展開は入れていますが、やはりセーラームーン=コメディでハッピーエンド、という見方をしていた子供からすれば、最終回数話はきつかったのではないでしょうか。

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↑ネフライトとの死別

セーラームーンRでは反省したのか、やや展開がマイルドになっている感じはあります。

しかし、その次のセーラームーンSでは、ストーリーがかなり複雑になり、さらに『ほたるちゃん』という良い子を殺さなければいけない…というジレンマを描いたり、かなり大人向けになっています。

セーラームーン現役世代の成長にあわせて、アニメの雰囲気も変えているのでしょう。

セーラームーンは小さい子供の視点、親の視点を見逃した

ただ、セーラームーン初代は、早すぎた笑

登場人物の連続死亡は、展開上、致し方ないとはいえ、やはりクレームが来てしまうのは必然だったのでしょう。

ポケモンショックのような、直接的な被害ではないにせよ「これじゃ安心して子供に見せられない」という親がいるのも納得です。

だからといって、いちいちクレームに合わせて脚本変更なんかやったら、偉大なアニメは生まれないので、これからもガンガン挑戦してほしいです。

ただ、やっぱりさじ加減を間違えると、こうして問題に発展するんだな、と思いました。

セーラームーン現役世代の方が子供の親になると、また違った意見が出てくると思います。

ポケモン、妖怪ウォッチ、プリキュアのすごいと思う点

セーラームーン以降、小学生以下の子供の視聴率が高い朝アニメや夕方アニメは、この親の視点、子供の視点という意味でかなり進化していると思います。

ポケモン、妖怪ウォッチ、プリキュア。
どれも親が子供に安心して見せることが出来る。衝撃展開が少ない(死亡や裏切りなど)。グロシーンがない等、かなり配慮されています。

セーラームーンは、当時、小学生~中学生向きに作られたアニメだと思います。原作もしかり。

しかし、実際は幼稚園生も多く見ており、例の衝撃展開に耐えられなかったのですね。

アニメの規制が多い昨今ですが、こういった子供の視点、親の視点をしっかり取り入れて、バランス良く作っている東映アニメーションはすごいなぁと思いました。

なおドラゴンボール。

ゴクウブラックによりブルマが首ごと消し飛んでいる模様www

日曜の朝からチャレンジングですね。
まぁドラゴンボールはもともと真っ二つ、腕吹っ飛びなど当たり前の少年漫画ですから、ガンガンやっちゃってくださいな。

セーラームーンで「腕を犠牲にしてでも勝つ!」なんて展開やったら、やばいでしょうね。
ここらへんも、難しい話です。

さておき。
登場人物の死。悪役が死んでも「あっそう」という感じですが、やはり親しみのあるメインキャラクターが次々死んでいくと、衝撃も大きいです。

朝アニメ作るのって、大変そうですね…。

セーラームーンの原作漫画は、完全版が出ています。
原作とアニメは、いくつか違う点があるので、まだ未読の方は読んでみて下さい。

思いつきで書いたので、オチはありません笑
お読みいただき、ありがとうございました。

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