毎日残業3時間を強いられる会社はブラック企業。辞めたいと思うほうが正常です

先日、とある知り合いが「毎日残業3時間やってるんだけど、これって普通なの?」と聞いてきました。

残業3時間というと、夕方18時が就業時間として、そこから3時間。つまり夜の21時まで会社で働く計算になります。

猛烈に働く管理職や、高給激務な業界…例えば証券会社の営業などの方にとっては「普通」の残業時間だと思うでしょう。

毎日、残業3時間というのは身体を壊すリスクが高い危険な水域です。

しかし、エリートと呼ばれる人や出世競争のど真ん中にいる管理職の人にとって、そのリスクを背負ってでも成果(出世、高い年俸)が欲しい…という理由があるので、毎日残業3時間をこなしている人も大勢います。

しかし、高給取りでもないし管理職でもない。とにかく毎日、残業が3時間以上、発生している…という場合は、注意が必要です。

平社員なのに、安月給で毎日残業を強いられている人は、ブラック企業にいいように使われているケースが多いからです。

おまけに、その残業がサービス残業だったら…恐ろしくて、想像もしたくありませんよね。

忙しい時期ならともかく、毎日3時間の残業が慢性的に起こっている場合、会社そのものに問題があります。

一部の猛烈に働く社員がサービス残業をしなければならない空気を作っていたり、経営陣が無茶なノルマ、人件費削減を押し付けてきて現場が残業まみれになっていたり…

原因は様々ですが、一つ確実に言えることは、その会社に居続ける限り、体を壊すリスクを背負い続ける…ということです。

連日の残業が普通になると、人は反抗する気力も失ってしまいます。

「毎日、残業3時間…もう辞めたい」

最初はそう思っていても、

「でも、みんな頑張ってるのに、俺だけ辞めるわけにはいかない」
「これくらい普通なんだ」
「俺に根性がないだけだ」
「正社員で雇ってもらってるだけでも、ありがたいと思わなくちゃ」

このように、今の状況を正当化して、身体・心からのサインを無視して、最後は倒れてしまう…これが毎日3時間の残業を続けた結果、起きるであろう最悪の結末です。

今回は毎日残業3時間を強いられる会社はブラック企業である理由と、辞める為の心構えを紹介します。

毎日2時間の残業はあり得るけれど、3時間はやりすぎです

毎日、2時間残業する会社は意外と多いです。毎日2時間の残業ですと、土日は休みとしても、月に40時間の残業をすることになりますね。

夜20時に帰宅するのは、プライベートな時間もなく辛いですが、高級や今後の輝かしいキャリアが約束されている・仕事にやりがいを感じているのなら、ギリギリ問題の無い労働時間と言えます。

しかし、毎日3時間となると、月の残業時間は60時間。

身体や心に健康被害が及ぶ可能性が高いのは、この月60時間からと言われています。

実際、月60時間働いていた管理職、ブラック企業の社員が倒れたりうつ病になって辞めていく…という体験談は非常に多く、厚生労働省も注意を発するほどです。

月40時間の残業をしている人の離職理由は概ね「プライベートな時間が取れないから」といった正常なものですが、残業月60時間以上の人の離職理由の多くが「身体を壊した」「うつ病になった」というものになっています。

残業が慢性化している職場にいると、同僚や上司の「これくらい普通」という言葉に騙されて、ついつい毎日3時間の残業を受け入れてしまいがちです。

しかし、毎日3時間の残業は、命を削る労働時間なのです。

過労死まではいかなくとも、うつ病のリスク、ストレスや疲労から身体を壊すリスクは格段に上がります。

実際にブラック企業に勤め、月2日しか休めず、身体と心を壊した方の体験談はこちら。

・仕事が辛いけど我慢して働いた結果、私に起こった恐ろしい変化

仕事への使命感や会社への高い忠誠心を持つ「社畜」と呼ばれる人達は、意外とタフで月60時間の残業でもバリバリこなします。

これは、仕事=生きがい=自己表現の場となっているため、ストレスが溜まりにくいからです。

仕事を嫌々やっている人と、仕事(会社)大好きで仕事=俺、という人では同じ残業時間でも負担に大きな差が出ます。

ですから、例え同僚や上司が「これくらいの残業で騒ぐなよ」と言っても、聞く耳を持たないでください。価値観が違うということは、仕事から受ける疲労・ストレスも異なるのです。

あとは、たまに「いつ寝てるの?」というくらいバリバリ仕事をするスーパーマンがいますが、あれも例外です。

若いころに死ぬほど体力をつけてきた体育会出身の人間か、天才と呼ばれる類の人間ですから、このタイプの人と自分を比べてあーだこーだ考えるのも無意味です。

他人の価値観に惑わされず、自分の価値観を見つめてみましょう。
我慢をして無理をしても、傷つくのは自分自身です。

夜21時に帰ると何も出来ない

仕事=人生の社畜さんや、スーパーマンにとっては家に帰って寝るだけの生活でも、そこまで致命的なストレスにはなりません。

しかし、普通の人にとってはプライベートが無いというのは大きなストレスになります。

人は何気なく時間を潰している時でも、脳と身体を休ませています。
その時間が短ければ、ストレスは蓄積され、最後は爆発して身体や精神に悪さをします。

21時に会社を出て、21時30分に家についたとして、何が出来るでしょう?

食事、お風呂、寝る。布団の中でスマホをポチポチ…これだけです。

テレビを見たり、ゴロゴロして1時間、本を読んだりネットでくだらない記事を読んだり、そういった一見無駄に見える行動が、私達の脳を癒しているのです。

それが出来なくなると、精神がすさみ、身体も悲鳴をあげます。

土日は平日にたまったストレス・疲労を癒やすためだけに過ごす期間となり、人生の大半を仕事に支配されてしまいます。

あなたは、そんな人生で幸せですか?

仕事が生きがいで、仕事をしている時が一番楽しいという人なら、問題ありません。しかし、そうではないなら、今のキャリアを見なおして別の仕事に就くべきです。

残業が慢性化し、毎日3時間残業をしなければいけない会社では、どう頑張っても定時に上がったり残業を1時間に抑える事は出来ません。

転職をするのが一番手っ取り早く、負担のない行動と言えるでしょう。

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定時で上がれる仕事に就こう

突然のトラブルなどで、残業をしなければいけない事態になることは、どの会社でもあります。
しかし、残業が「いつもの事」になってしまっては、ワークライフバランスを整える事が出来ず、働く人にとっては不幸な環境になります。

世の中にはたくさんの会社があり、それぞれ労働環境は異なります。
ぜひエージェントのアドバイスを貰って、定時で上がれる仕事に就きましょう。

勇気を持って踏み出した者だけが、果実を取ることが出来るのです。あなた自身の幸せのために、決断する勇気を持つことが大切ですよ。







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