派遣社員でもスキルや実務経験を積める!正社員に疲れたら派遣社員として働くことをオススメします

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32歳の女性です。
7年間派遣社員として3社を経験し、現在は出産後のため育児休業をとらせて頂いているところです。

私が派遣社員を選んだ理由は、正直ネガティブなものになります。
ただ、先に申し上げますと派遣社員としてのこの7年で得たスキル、経験、その他、忘れられない思い出は数え切れず、私の人生において大きな財産となりました。

今回は、私が倒産、リストラから派遣社員となり、7年間派遣社員として働き、そこで得たスキル、実務経験のお話を紹介します。


勤めていた会社が倒産して派遣社員に

私の場合、きっかけは新卒の頃から勤めていた企業がほぼ倒産状態になり、退職を余儀なくされたことがあります。精神的にダメージも受けており、就職活動をする力もわかず、それでも生活がありましたので、ひとまず派遣という形で職を選びました。

初めての応募はとてもスピーディーでした。

大手の派遣元企業に電話で登録希望を伝え、その翌日に自宅近くの支店へ行き、面談を受け、さらに翌日にはもう求人案件を紹介して頂け、結局トータル2週間ほどで勤務先が決まりました。普通に就職活動をすることに比べると、サポートがしっかりしているので言い方は悪いですが楽でした。
同時に一般企業の正社員の募集も受けてはいましたが、書類選考で落とされることがほとんどでした。

また、スムーズに職が決まったのには、たまたま、希望職種がすぐにマッチングしたからというのもあるかもしれません。

私は募集のかなり多い事務職を希望していましたし、時給もあまり高望みはせず、住まいも都心に近かったため、条件の合う募集が多かったのだと思います。
実際、その5年後また職探しを行った際には、年齢が上がっていたのもありますが、事務職とは違うWEBでのコラムの執筆なども含む職種を応募し、経験もなかったもので派遣元の対応の歯切れも悪く、結果まで2週間待たされた結果、残念ながら別の方に決まってしまいました。

派遣会社の対応と履歴書の有無などについて

派遣に応募のする際の印象として、私の受けた派遣元テンプスタッフの場合ですが、人物を見極めて落とすような面接といった風ではなく、初めから優しく受け入れて下さる雰囲気で、丁寧にこれまでの経験や、希望の条件についてヒアリングをして頂けました。
また、履歴書も必要なく、私のような経歴でも丁寧に対応して頂け驚きました。

ただ、20代半ばの女性という条件は受け入れが多いのでそのお陰かもしれません。

実際の勤務についての条件ですが、時給は一社目は1,540円、二社目、三社目は1,600円でした。交通費は出ませんが社会保険は完備です。

正社員に比べれば低賃金なのかもしれませんが、業務内容や責任に対しては何て高い時給なのだろうと私は感じています。勤務地は東京新宿のオフィス街で、不動産会社とメーカーの経理補助やExcelなどを使用した会議資料の作成、庶務業務などをおこなっておりました。

派遣先での人間関係は運次第なところもあります

どの企業も、初出社の際は、正社員と変わらず、担当社員の方からは部署全員の前で丁寧に紹介をして頂け、自己紹介をし、その後オリエンテーションなどとても詳しくして頂けました。大手企業だったからか常識的な安心する職場でした。

私は運よく、真面目で良い方ばかりの部署に配属されましたので、人間関係でも業務でもほぼストレスがありませんでした。

一方、別部署で同じ派遣仲間だった女性は、上司の正社員との折り合いがうまくいかず、かなりのストレスをかかえていたようです。ですので、派遣だからというわけではなく、運ややり過ごし方が大きいのかなとは思います。

派遣ということで、最低限以外の飲み会は欠席しても見逃してもらえるというメリットがありましたので、飲み会の多い部署にいながら資格の勉強など、退勤後のプライベート時間を多くとることができ、派遣期間中に、簿記2級、宅建、秘書検定、FP検定などの資格取得ができました。

日々の業務について

日々の業務は、経理の担当社員につき、月次決算の補助を行うことや、数値分析資料の作成が主でした。
毎月のルーチンが決まっているので、初めのころに一通り指導を頂けた後は自己のスケジュール配分でタスクをこなせるのでやりやすかったですし、正社員とかわらずほとんど変わらず業務について提案や工夫をさせて頂けるので、非常にやりがいがありました。

また、細かく短スパンの資料作成などを部署中の方ほとんどから個人として依頼されることが多かったため、タスクを完了後、依頼された方に「ありがとう、助かった」と言っていただけることが日常的にとても多く、これは派遣ならではのやりがい、嬉しさだな、と感じておりました。

私は経理について勉強したかったので、自身からこういったことをしたい、と正社員の方へどんどんアプローチし、信頼を得るため、立場に甘えないようにし、目立たないような雑務もどんどん受けるようにしていました。

結果、部署替えで経理部長の直接のアシスタントをさせて頂け、経理の年間の流れなどを実際に経験することができ貴重な体験となりましたし、仕事への姿勢も認めて頂け、全くの未経験の秘書業務に派遣でありながらつかせて頂けたりもし、思いがけず、派遣という形態でありながら沢山のスキルを積むことができました。

信頼を得ることで、業務もどんどん増えていき、忙しすぎてきつく感じる場面もありましたが、楽しさ、やりがいのほうが上回っていて、こんなにいい職場に勤務できて幸せだなと感じていました。

こうして一生懸命取り組んできたことが良かったのか、派遣でありながら退職の際には、とても大勢の方に寄せ書きやプレゼント、なにより暖かいお言葉を頂き有難さを感じました。

今でも、連絡を取り合ったり、お会いしたりしますし、子育てが落ち着いたらまた戻ってきてほしいと連絡を頂けた時は本当に涙がでました。

派遣社員になって得たものを振り返る

正直、あの時に一生懸命就職活動をしていれば、正社員として同じような経験を手に入れたのかもしれないと後悔はしています。
派遣という働き方はメリットも多々ありますが、リスクもあります。再び正社員として職を探そうとしても、一旦派遣社員になるとやはり経歴上有利ではありませんしボーナスも交通費もない場合がほとんどです。

それでも、私は派遣という立場だろうが仕事は仕事、と真摯に取り組んできた結果かけがえの無い経験・スキルを積むことができました。
正社員だろうと派遣だろうと一生懸命仕事をすればそれは大事な経験になると思いいます。そして、ダラダラと無職やフリーターでいるよりも、派遣社員でも良いので一所懸命働けば、正社員の就職活動の時にも自己PR出来る実績や経験がたくさん出来ます。

私の場合は、逃げもあって派遣を選びました。ですが派遣はメリットも沢山あり、あえて選ぶ方も沢山いると思います。(冒頭述べた通り産休・育休も取ることができます。)ですので、派遣であってもこんなに幸せで得るものが多かったよというほんの一経験として読んで頂ければ幸いです。

私が利用した派遣会社について

私が利用した派遣会社は人材派遣会社の大手であるテンプスタッフです。

テンプスタッフ



テンプスタッフは女性向けの求人を中心に揃えている派遣会社です。
事務や英文経理、貿易事務などの事務派遣から、販売業、メーカー、マスコミなど、案件がたくさんあるので新しい業界に気軽にチャレンジすることが出来ます。単発、短期の派遣から長期派遣まで選べるので、とても便利ですよ。

担当者の方もしっかりフォローしてくれるので、オススメの派遣会社です。
もし派遣として色々な業界を見てみたい! サービス残業はもう嫌…という方がいれば、ぜひ派遣社員として働いてみて下さい。待遇差はありますが、正社員と違って、労働条件もいろいろ融通が効くので気楽ですよ。

男性向け・工場や製造業の派遣ならリクナビ派遣

男性向けの力仕事、軽作業や工場、製造業の派遣仕事がたくさんある派遣会社は、派遣大手のリクナビ派遣です。

リクナビ派遣

リクナビ派遣はテンプスタッフと違い、事務だけでなく製造業や工場の紹介案件も多く、豊富な職種や勤務地から自分にあった職場を選ぶことが出来ます。正社員登用ありの求人や、時給の高い派遣などもあり、目的によって応じて働き方を選ぶことが出来ます。

リクナビ派遣もオススメなので、登録して良い条件の案件を検索すると求人の幅が広がりますよ。

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転職エージェントの評判や選び方については、下記の記事を参考にして下さい。www.hazimetetensyoku.com







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