看護師から医療器具メーカーのクリニカルスペシャリスト(専門営業職)に転職する方法と仕事内容、年収まとめ

f:id:moguhausu2:20160716120859j:plain
看護師の経験を活かして、他職種に転職したい。
看護師の経験・知識を活かして新しいキャリアを目指したい…という方にオススメなのが、クリニカルスペシャリストです。

クリニカルスペシャリストとは、医療器具メーカー、医療用具メーカーの営業職のことです。
フィールドナースとも呼ばれ、自社の製品を病院に営業し、シェアを伸ばしていく仕事です。

医療器具や用具を営業するためには、看護師の現場での経験や医療知識が必須であり、看護師としての職歴が活かせる仕事です。

実際、クリニカルスペシャリストは、元看護師が多く、キャリアアップ・年収アップのために転職した中途採用者がほとんどです。

職種としては、技術営業になります。
しかし、営業以外にも、販売後のアフターケア(自社製品を購入した病院に趣き、使い方を教える仕事)のみを担当するアフターケア・ポジションの求人もあります。

今回は、看護師から医療器具メーカーの技術営業「クリニカルスペシャリスト」に転職する方法と仕事内容、年収などを紹介します。

看護師からクリニカルスペシャリストに転職するメリット

f:id:moguhausu2:20160711143851j:plain
クリニカルスペシャリストは、看護師と違って土日祝休みである事がメリットです。

看護師ですと、祝日も年末年始も関係なくシフト制で働かなければいけませんが、クリニカルスペシャリストは医療器具メーカーの正社員になるのでカレンダー通りの休みが貰えます。

もちろん、夜勤もありません。
看護師のシフト制の労働スタイルに悩んでいる人にとっては、転職するメリットが大きいですね。

労働時間も、繁忙期は残業がありますが、看護師と比べると短い傾向にあります。
基本的にはメーカーなので、夜まで働いても開発を担当している本社に連絡がつかない…という事もあり、夜遅くまで残るなど激務な人は少ないです。

看護師の場合は、24時間営業で、病院によっては人手不足から長時間労働を強いられるケースもありますが、クリニカルスペシャリストはそういった事がありません。

年収は600万~1000万以上の高年収が相場です

クリニカルスペシャリストは、看護師の知識・経験を求められる仕事なので、相場は比較的、高年収です。

職歴3年前後の看護師でも、スタート年収が600万以上であることも珍しくありません。
年収が高い傾向にあるのは、日系企業よりも外資系企業であることが多いです。

外資系企業の医療器具メーカーになると、TOEIC600点以上の英語力が必須になりますが、そのぶん年収も高く、留学経験者など英語力を活かしたい看護師にはうってつけです。

管理職にまで出世すれば、30代~40代で年収1000万も可能です。

看護師との違いは?必要なスキルは?

f:id:moguhausu2:20160705182956j:plain
クリニカルスペシャリストは、看護師と違って人を直接救う仕事ではなく、そのための器具を販売する立場になります。

そのため、自社の利益を第一に考え、シェアを伸ばしていく事を目的に動かなければいけません。
看護師との違いは、博愛精神よりも経営的視点を持たなければいけない点が、一番大きいと思います。

仕事に求められるスキルの違いは、やはり自社製品のプレゼン、他社と比べた強みの研究など、医療知識のみならず営業の知識・技術が求められる点です。

プレゼンや販売戦略、マーケティングのスキルが求められるので、そういった作業に向いていない人は、辞めておいたほうが良いでしょう。

また、外資系企業に勤めるならば、やはり英語は必須です。
入ってから覚えるのでは、追いつきません。最低でもTOEIC600点前後まで自習をしてから転職活動をしましょう。求められる英語力は、企業によって異なりますが、英語のメールのやり取りが出来るレベルならば、入社可能な求人も多いです。

入ってから英語は嫌でも勉強することになるので、英語が好きか嫌いか…という点も、外資系企業に転職するならば考えるポイントになるでしょう。

私は外資系企業の人事をやっていましたが、やはりTOEIC600点以下、英語が苦手という人は長続きしませんでした。
外国人の上司や本社とのコミュニケーション、社内会議はすべて英語です。最低でも、高校レベルの英語と単語が分からなければ、業務は厳しいでしょう。

日系企業であれば、英語に関しては何も心配いりません。

看護師からクリニカルスペシャリストに転職:まとめ

f:id:moguhausu2:20160428132719j:plain
看護師からクリニカルスペシャリストに転職すると、大きく労働環境・求められるスキル・今後のキャリアが変わります。

・休日はカレンダー通りになる。
・夜勤や長時間労働が無くなる
・プレゼンや販売計画の立案など営業職のスキルが必要になる
・外資系企業なら英語が必須になる

看護師の現場から離れることになるので、患者と接する機会はなくなります。
それが良いか悪いかは、皆さん個々人の価値観によるものと思います。患者さんと直に接して働きたい! という人は看護師のまま病院に勤める方向で考えたほうが良いでしょう。

そうでない方は、クリニカルスペシャリストとして「医療現場を支える」という立場で働くのがオススメです。

看護師から医療器具メーカーに転職した人の体験談

国立病院の中央手術室に配属され、手術の介助の仕事を3年間経験しました。
その後、イギリスに1年留学、帰国後は英語力を活かしたいと思い、外資系の医療機器メーカーに転職しました。

医療機器は病院に勤務していた時に使っていたので、医療器具に対する研修は簡単に理解することが出来ました。

しかし、クリニカルスペシャリストは営業職としての仕事になるので、プレゼンや営業的な考え方など、業務に慣れるまで苦労しました。

仕事のやり方は大きく変わり、今では出張や営業のプレゼンを楽しみながら学んでいます。外資系企業なので、英語もどんどん上達しています。週末に英会話のスクールを入れて、さらなるキャリアアップを図っています。

クリニカルスペシャリストは、看護師とは仕事のやり方、考え方が大きく変わります。

どちらが楽かは個人によると思いますが、看護師としての経験や知識が役立つ&年収も上がりやすいので、私は看護師からクリニカルスペシャリストに転職して正解だったと思います。

<

div class=”section”>

転職活動は転職エージェントを活用しよう!

転職活動をはじめるor検討するにあたって、一番最初にやるべきことは転職エージェントに登録して、担当エージェントに応募可能な求人を見せてもらう事です。

転職エージェントに登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。

自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。

求人紹介はもちろん、会社の社風・残業時間など内部情報の調査。履歴書・職務経歴書作成やキャリアプランの吟味など、転職の準備は大変ですが、プロである転職エージェントを活用すると、ここの負担をグッと減らすことが出来ます。

利用料は最初から最後まで無料です。
転職エージェントは人材を募集している企業からお金を貰っているので、求職者である私達は一円も払わずサポートを受けることが出来るのです。

オススメの転職エージェントはDODAです。



DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。

大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。

また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。

就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。

また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

DODAの登録方法について

f:id:moguhausu2:20151130205659g:plain
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)

その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。

業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。

登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。

DODA 公式サイトはこちら

転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする