転職における上手な退職理由の伝え方。面接では前職の不満ではなく転職後の希望にフォーカスしよう

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 転職の面接において、意外と悩むのが退職理由です。

 退職理由は、多かれ少なかれネガティブな響きを含むもの。
 前職の不満をそのまま書いて内定が出るのなら苦労しません。しかし、多くの場合、退職理由はポジティブに伝えなければ

「前職の悪口を言う人なのか」
「うちに入っても同じことを言って辞めそう」
「逃げの転職なのか。印象悪いな」

 こういった心象を面接官に持たれてしまいます。

 面接官が嫌う転職者のタイプに、青い鳥症候群の人材というカテゴリーがあります。

 青い鳥症候群とは「どこかに自分の理想の職場がある」という思い込みで職を転々としている人のこと。

 通常、転職は自身のキャリアに対して論理的に戦略を組み立て行うもの。しかし、青い鳥症候群の転職者は理想と現実のギャップに耐え切れず、すぐ辞めてしまう傾向にあります。

 中途採用では、なるべく長期にわたって働いてくれる人材がほしい訳ですから、こういった前職の悪口を言う人=青い鳥症候群の人材は避ける傾向にあります。

 これが『退職理由をポジティブに伝えるべき理由』となっており、今日、どの転職本でも退職理由はポジティブに! と書かれているのです。

 しかし、いくら理屈が分かっていても、退職理由はネガティブな事が多いのも事実です。

「上司が嫌い過ぎて転職を決意したけど、退職理由はどうやって誤魔化そう…」
「退職理由の言い訳が思いつかない!」

 など、嘘をつけない人ほど退職理由で詰まってしまうものですね。

 しかし、実は退職理由を書く際には、無理やり嘘でごまかす必要はないのです。

 大切なのはフォーカス(集中)すべき部分と言い回しです。

 今回は転職面接における上手な退職理由の伝え方を紹介します。

退職理由を考える際の基本戦略

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 退職理由は、どんなにネガティブな理由でも言い方や切り口を変えればポジティブに捉えることが出来ます。
 例文を見てみましょう。

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退職理由例:

社長のえこひいきが酷く、評価に納得がいかず辞めた

ポジティブに変更:

30歳までに管理職としてチームをまとめる仕事をしてみたいと思っていましたが、前職では管理職のポジションは35歳以上と年功序列制で決まっていたため、実現出来ませんでした。

25歳になった事を機に自分のキャリアを考え、やはり早いうちにリーダーとして人をまとめる経験が必要だと感じ、思い切って退職しました。御社では、若くても積極的にチームリーダーを経験させる社風と聞き、キャリアアップのために志望しました。

ー-

 このように、評価制度に不満があって辞めたにも関わらず、フォーカスする部分を「社長のえこひいき」から「自身のキャリア」に変えることでポジティブな退職理由になりました。

 自身のキャリアを退職理由にもってくるのは、前向きな理由なので面接官の印象もよく、また応用も効くのでオススメです。
 下記のようなテンプレートで、いくらでも作ることが出来ます。

1:意識の変化
「前職で~という仕事を続けていくうちにXXな仕事(ポジション)をしてみたくなった」

2:退職理由
「しかし前職ではXXという理由で果たせなかったので退職した」

3:志望理由
「御社の~という社風(製品、経営方針)なら私の希望が叶うと思い、志望した」

 このテンプレートにそって、説得力のあるストーリーを作ることが出来れば、退職理由としては合格でしょう。
 もちろん、面接官によっては厳しく突っ込んでくるので、事前にしっかり土台を作っておき、どんな質問が来ても論理的に答えられるよう準備しておきましょう。

退職理由に選んではいけない話題について

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 人間関係と待遇の問題、そして体調悪化による退職の場合、どんなに前向きに切り口を変えても面接官に悪印象を与える可能性が高いです。

 人間関係の問題は、当然ですが、どんな職場でも起こり得る事です。
 仕事のできる社会人とは、すなわち、どんな人間関係においても上手く立ち回れるコミュニケーション能力を持っていると置き換えても過言ではありません。

 基本的に、面接官は人間関係で退職した人材を好ましく思いません。
 なぜなら、仮に自社に入社しても、また人間関係を理由に辞めてしまうかもしれないからです。

 転職理由の第一位が人間関係であることは、誰もが知っています。

 しかし、退職理由において人間関係を理由にしないのがマナーというルールは、求職者と面接官の間の「暗黙の了解」なのです。

 同時に、待遇を退職理由にするのも、無難な戦略ではありません。

「給料が不当に低かった」
「休日が少なく、身体を壊すと思い退職した」

 などなど、待遇に対する不満は、特に元ブラック企業の社員であればアピールしたくなる不満かもしれません。

 しかし、待遇に対する悪態は「愚痴」として捉えられてしまいます。

 前社がどれだけブラック企業だったのか、面接官は確認することが出来ませんし、やはり前社の悪口をいう人材には良い印象を持ちません。

 よって、待遇に対する不満も、退職理由としては不適切なのです。
 理不尽に聞こえるかもしれませんが、退職理由には暗黙のルールとして『悪口はNG』というものがあるのです。

 最後に体調悪化で退職したケースです。

 これはケース・バイ・ケースになるのですが、鬱病などの精神病で辞めた場合、正直に告白するのはギャンブルになります。

 既に完治しているのであれば、わざわざ言う必要はありませんし、病気が現在進行形ならば面接官は当然、採用に後ろ向きになるでしょう。

 冷酷に見えるかもしれませんが、企業の面接官はわざわざ体調に爆弾を持っているリスクある人材を雇うことはありません。
 鬱病で退職したAさんと健康なBさんがいたとしましょう。Aさんが例え業務経験者であったとしても、企業はBさんを雇うでしょう。

 正直であることは素晴らしいことですが、転職の面接においては、自分に不利になる情報は隠すのが大切です。

 正直に言うことで採用につながるレアケースもありますが、あくまで例外です。

 人間関係、待遇、体調という項目は、退職理由のトピックに選ばないよう注意しましょう。

幼稚な不満でも立派な転職材料になる

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 人が仕事を辞める時、どうしても不満が出るものです。

 前項でポジティブな切り口に変えよう、と言いましたが、不満を全て無視しなさいと言っている訳ではありません。

 むしろ、退職時の不満には、退職理由のみならず志望理由、ひいては転職する理由という重要な材料が眠っているのです。

 転職を決めたら、まず『次の仕事に求めること』を3つ考えてみましょう。

 人間関係が悪いなら、人間関係の良さ。
 休日が少ないなら、休日の多いところ。
 通勤時間の長さなら、家から近いところ。

 どれもこれも幼稚な不満で、とても面接官には伝えられない不満だなぁ…と感じる人が多いでしょう。
 しかし、例え面接時は使えない幼稚な不満でも、求人を選ぶ際の基準…つまり希望条件の材料としては非常に参考になります。

 人間関係が悪い=体育会系の古い企業文化(および、それに染まった社員)が自分に合わなかった=体育会系の文化を持たないベンチャー企業を中心に転職活動をしよう

 休日が少ない=年間休日120日以上の求人に絞って応募しよう。

 いかがですか?
 このように、ただの不満が、求人選びの効率化に役立つのです。

退職理由に嘘はいらない!思いつかなくなったら自己分析をやり直そう

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 私は転職において最も大切なのは自己分析だと思っています。

 自己分析によって、こういった退職理由や志望動機に使える材料がどんどん出てきますから内定率が高くなります。また、自分が本当に求める仕事が見えてくるのでミスマッチを防ぐ事ができます。

 よく退職理由でも志望動機でも「嘘」で塗り固める手法を取る人がいますが、それはオススメしません。
 嘘をつくと一貫性を失ってしまい、どこかで必ずボロが出ます。

 嘘をつくのではなく、アピールすべき材料を選ぶ事が大事なのです。

 虚偽ではなく、表に出す情報の精査。
 まるで政治家の立ち回りのようですが、転職は企業と個人の真剣勝負。戦略立てて、しっかり戦わないとライバルに負けてしまいますから「そんなこと出来ない」と弱腰になったり「ありのままの自分を受け入れて!」と主張するのではなく、入念に準備をして戦いに挑みましょう。

 話が少しずれてしまいましたが、とにかく。
 退職理由で行き詰った時は、もう一度、自己分析をしてみるのも一つの手ですよ。

 面接で気をつけるべき点は、下記の記事でも特集しているので参考にしてみて下さい。

・20代の転職で面接を突破する方法。倍率10倍でも内定を得るコツとは?

自己分析や退職理由、キャリアの相談は転職エージェントにお任せするべき理由

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 自己分析のやり直しや、退職理由の掘り下げが上手くいかない時は、転職エージェントを利用して客観的なアドバイスや添削を受けることをオススメします。

 転職エージェントに登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。

 自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。

 また、転職エージェントは、転職のプロですから、未経験での転職や短期離職などのネックがあっても内定が取れるフォロー方法をしっかり教えてくれます。

 求人紹介はもちろん、会社の社風・残業時間など内部情報の調査。履歴書・職務経歴書作成やキャリアプランの吟味など、転職の準備は大変ですが、プロである転職エージェントを活用すると、ここの負担をグッと減らすことが出来ます。

 利用料は最初から最後まで無料です。
 転職エージェントは人材を募集している企業からお金を貰っているので、求職者である私達は一円も払わずサポートを受けることが出来るのです。

 転職エージェントは土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
 在職中でも利用・相談ができるので、まだ転職するか迷っている人でもお試しで利用できますよ。

 オススメの転職エージェントはDODAです。



 DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。

 大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
 また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。

 就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。

 また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

DODAの登録方法について

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 DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)

 その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。

 業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。

 登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。

DODA 公式サイトを見てみる

 転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。
 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。

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