異業種転職における志望動機の書き方と面接で聞かれる質問の対策法。

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異業種への転職は、年代を問わず難易度が高い転職になります。
同業種転職であれば、それまでの経験やスキルがそのまま活かせるため面接でも転職者有利に運べますが、異業種の転職では面接官を納得させるだけの動機・転職理由をしっかり話し、かつ異業種でも自分の経験が活かせるという自己アピールを述べなければ内定には至りません。

異業種転職をしたいけど、志望動機が思いつかない…

そんな悩みは、誰もが一度は抱えたことがあると思います。
しかし、異業種に転職をしたい! と思うからには、志望動機は避けては通れない難所です。

実は、志望動機の考え方は、ちょっとしたコツやポイントを押さえておけば、意外とスムーズに書けるもの。
さらに志望動機が固まってしまえば、異業種転職の面接で聞かれる頻出の質問にも、しっかり答えられるようになります。

そこで今回は、異業種転職における志望動機の書き方と面接で聞かれる質問の対策法を紹介します。

内定に至るまでのハードルはたったの一つ

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まず、転職において内定に至るまでのハードルは、どんなものがあるでしょうか?
答えはシンプル。

採用担当者が「この人になら、この仕事(ポスト)を任せられる」と思うか否かです。

採用担当者は、異業種転職の場合、下記のポイントをチェックして合否を判断します。

1:募集している仕事が出来る能力を持っているか(スキル・経験)

異業種転職の場合、同業種転職とは違い、一見すると全く違う能力が求められるように見えます。
しかし、仕事において重要なスキルというのは、意外と根底では共通しているものです。

例えば、顧客と接する必要がある百貨店の販売員と、会社向けの資材を売る法人営業であれば、方向性は違えど「顧客に対して商品を売る」という点では同じです。

販売員と営業事務でも、やはり仕事における違いは明確ですが「誤解のないスムーズなコミュニケーション能力が必要」という点では必要なスキルが共通しています。

販売員であれば顧客に満足してもらうために、商品の良さを伝えなければいけません。
営業事務であれば、営業が仕事に専念出来るよう、補助的な仕事を営業としっかりコミュニケーションを取って間違いなく行わなければいけません。

コミュニケーション能力や、リーダーとして部下を指導、育成した経験。課題に対して提案、改善を行った経験は、異業種転職であっても役立ちますから、積極的に志望動機に組み込みましょう。

仕事の概要や業界について固く考えるのではなく

「どうやったら、採用担当者に自分の能力がこの仕事で活かせるとアピールしよう?」
「もし自分が採用担当者だったら、どんな人材に仕事を任せたいと思うだろう?」

といった、自分の視点と採用担当者の視点、2つの視点で考え志望動機を作りましょう。

そして、これまでの実績や経験。第二新卒であれば失敗談や自分の価値観と、応募したい仕事とクロスする接点を書き出してみましょう。自ずと、アピールすべき点が出てくるはずですよ。

2:将来的に伸びるか(将来性)

採用担当者は、応募者の将来性もチェックします。

入社したら、長きにわたって会社に利益をもたらしてくれるか?
やる気・熱意は本当にあるのか?

こういった点も、中途採用、異業種転職では重視されます。
どんなに優秀な人材でも、すぐに辞めてしまったり、将来的に伸び悩みそうな、管理職としての器ではない人材には内定を出しません。

20代30代は特に、今後、リーダーとして管理職、人材育成といった役目を期待されます。
その際に、自己中心的であったり、強権的な性格の持ち主では、組織を活かすどころか殺す事になってしまいます。

将来性は、その人のやる気や人柄、管理職としての素質を匂わせるエピソードから判断します。

志望動機では、スキルや経験のアピールばかり書くのではなく、将来性も意識して作りましょう。
もし部下を監督、育成した経験があるのであれば、自己アピールの欄でも良いので書いておくと将来性があると思われます。

異業種転職では、同業種転職と違いポテンシャルが重視されるので、自身の能力アピール一辺倒な志望動機・自己アピールはNGですよ。

3:会社の方針や文化に合致しているかどうか(会社と人材のマッチング)

最後は会社の方針や文化とのマッチングです。

こればかりは、本人の性格と会社の雰囲気が合う合わないなので、必ずコントロール出来るものではありません。
例えば、体育会系のバリバリ営業な会社で働いてきた営業マンが、まったりした残業少なめの会社に応募した際に「ガンガン営業をしてきたので、御社でも売上増加を目指します」なんて意気込んでも、逆効果ですよね。

会社の社風や雰囲気は、会社が出している製品やホームページ、面接での雰囲気などで、ある程度の目安はつきます。

サラリーマンとして会社組織に入るのですから、郷に入っては郷に従えの精神で、気持ち合わせる意識をしておきましょう。

これまでの仕事の経験を「気持ち」「行動」「学び」の三段階に分けて組み立てよう

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採用担当者がチェックすべきポイントを掴んだら、志望動機を作るための材料を用意しましょう。

異業種転職の志望動機で王道となるのは「気持ち」「行動」「学び」の三段論法です。
例を見てみましょう。

1:気持ち

私は百貨店の紳士服部門で販売員の仕事をしていました。
仕事をする上で心がけていた事は、お客様と距離が近い接客をして、私自身を好きになってもらおうという事です。

※解説

仕事をする上で心がけていた事は~というフレーズをチェック!
これは、採用担当者に「どんな態度、信条を持って仕事に取り組んでいたか」という情報を伝えるフレーズです。
仕事に対する態度、気持ちは異業種転職における採用を審議する上で重要なポイントになるので、忘れずに組み込みましょう。

2:行動

お客様の好みや仕事、会社での立場などの情報を、雑談を交えて集め、お客様にあった服を勧めるよう心がけました。
ただ服を理由なく勧めるのではなく、お客様がこの服を着る場面をイメージ出来るよう、具体的な案を合わせて伝えるようにしていました。例えば、ゴルフ好きな50代のお客様には少し若めの方向けのシャツを勧めて「30代の気持ちでプレーが出来ますよ」といった風に提案していました。

※解説

「気持ち」の根拠となる行動を書きましょう。
具体的に、どんな場面で、どのような心がけを行ったのか?
面接官にイメージさせて、自分の人柄や仕事の信条を伝えましょう。

3:学び

その結果、1年間でリピーターの数が2割増加しました。
また、お客様をもてなす気持ちを第一に考えよう、という信条を部下にも広めたことで、店全体の雰囲気がよくなり売上も増加しました。その結果、私の担当していた店舗の売上は全国3位になりました。

私の事を名前で呼び、指名してくださるお客様も増え、改めて接客業における顧客に信頼されることの大切さを学びました。御社に営業アシスタントとして入社したら、前職同様、お客様の信頼に応えられるよう仕事を一所懸命、努力致します。

※解説

行動した結果、どうなったのか具体的に話しましょう。
そこから学んだことを書いて、それを応募している仕事につなげる流れがベストです。

上記の三段論法で面接での質問も切り抜けられる

実は、異業種転職の面接で聞かれる質問の多くは、上記の三段論法で切り抜けられます。

異業種転職では、新卒採用の時のように無駄な質問はありません。
短期決戦、つまり戦力になるか否かを素早くチェックされるのみです。

最初に書いた採用担当者がチェックするポイントを頭に入れて、上記の三段論法による過去の経験・スキルのアピールを固めておけば、どんな質問でも答えられるはずです。

「なぜ前職を辞めたのか?」
「なぜ当社を選んだのか?」
「長所・短所を教えて下さい」

これらの質問も、志望動機さえ固めておけば、簡単に対策出来ます。
なぜなら志望動機の中には自分の過去の経験、仕事で大切にしていること、これからやりたい事、自分に出来る事といった重要材料が出揃っているからです。

小手先の質問対策はやめて、志望動機を固めましょう。
志望動機には、採用担当者の知りたいすべてが詰め込まれているのですから、逆に言えば志望動機さえ作ってしまえば、あとは面接で緊張せずアピールするのみです。

「やりたい」ではなく出来ることを伝えていこう!

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いかがでしたか?
異業種転職では、何かと「やりたい」「頑張ります」といった抽象的な志望動機を書いてしまいがちですよね。

しかし、大切なのは「何が出来るか」という点です。
中途採用は基本的に即戦力を求めます。即戦力といっても、即座に業務につける人材以外に「この人なら未経験でも3ヶ月で一人前になってくれそうだ!」と思わせれば、内定は取れます。

異業種転職は難しい! というのは皆さん周知の事実だと思いますが、意外と仕事で大切なポイントは共通しているので、志望動機では接点を見出し、自分に出来ることを分かりやすく書けばいいのです。

しかし、文章を組み立てるのが苦手な人もいると思います。
特に志望動機は、転職の軸足になる重要な点ですから、肩に力が入ってしまい、なかなか書き出せない方もいると思います。

志望動機が全然思いつかない…という場合は、転職エージェントに相談してみてください。

 実は、志望動機の書き方は、最初からエージェントに相談した方が自分でウンウン唸って文章を考えるより、ずっと手っ取り早く正解にたどり着けます。
なぜなら、転職エージェントは転職のプロですから、当然、内定が出る志望動機の組み立て方についても熟知しています。例えば、自己分析さえ終わっていれば、それを元にエージェントは志望動機の組み立てに有益なヒントをあなたに提供してくれるでしょう

「志望動機が思いつかない!」

という方。ぜひ、プロの力を借りて早急に創りあげましょう。
転職活動は、一人でやろうとすると、非常に負担が大きく挫折しやすいものです。志望動機は、材料だけ自分で用意して、文章の流れ、組み立てはプロに任せたほうが楽ですよ。

転職エージェントに登録して転職をサポートしてもらう

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