会社員が株式投資を始める際に気をつけるべき3つの点。暴落時に輝く日経ダブルインバースの存在を知っておこう

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 年金がどうなるか分からない現役の会社員にとって、ぼちぼち勉強していかなければならないのが資産運用です。
 資産運用とは「お金に働いてもらいお金を増やす」事を指します。

 身近なところでは利息の付く定期預金。
 不動産投資や株式投資が代表的ですね。

 そんな投資の中でも、最も手軽かつリターンが期待出来るのが株式投資です。

 不動産投資のように1000万以上の資金持ち出しが必要なく、10万円単位からでもスタート出来る手軽さが株式投資の良い点です。

 最近は、株主優待で得をしよう! といった特集や税金のかからないNISAなど、なにかと株がフォーカスされていますよね。

 しかし、株式投資はミドルリスク・ミドルリターンの「得をすれば損もする」投資です。
 おまけに年によっては暴落のリスクも付きまとう、心理的な負担が大きい投資と言えるでしょう。

「放っておけば配当や優待でお得だし、下がっても上がるまで待ってから売ればいい」

 確かにその通りなのですが、そう簡単には動かないのが株式投資の怖い所なのです。

 今回は30代会社員が株式投資を始める際に気をつけるべき4つの点について、体験談を交えて紹介します。


1:株価が4倍になることもあれば4分の1になることもある株式投資

 株式投資の醍醐味といえば、個別銘柄への投資でしょう。

 例えば、トヨタの株や、NTTドコモの株など、身近な企業の株を買って上がるまで待つ。

 株式投資をはじめて、一番最初に手をつけるパターンとしては、上記のトレードが一般的でしょう。
 大企業ですから、そう簡単に倒産する心配がなく、かつ配当もそこそこあるので貯金のつもりで買っておいておく…というのは、利息のほとんどつかない預金通帳に寝かせておくよりは賢い選択と言えるでしょう。

 しかし、株の怖いところは、毎日、値上がり・値下がりが起きることです。

 50万円分の株を買っておいて、翌日、見てみたら10%株価が上昇して含み益が5万円になっていた…。
 その時、どう感じるでしょうか?

「5万円も得してる! やっぱり投資はやるべきだなぁ!」

 こんな風に浮かれてしまうでしょう。
 得をするというのは、気持ちが良いものです。おまけに、自分で選んだ銘柄なら、見る目があったと自分で自分を褒めたくなりますよね。

 しかし、翌日に株価が下がり、20%下げて買値より-10%、含み損が5万円になっていたらどうでしょう?
 真っ赤な文字で-5万円となっている画面を見て、どう思うでしょう?

「プラス10%の時に売っておけばよかった…!」

 今度は損をしてしまったので、自分を責めるでしょう。

「いや、明日は上がるはず…」

 そんな風に希望を持って翌日を迎えて、さらに株価が前日より10%下がって、含み損が10万円になっていたら?
 テレビをつけて「日経暴落」というニュースがやっていたら?

「誰か止めてくれ~!」

 軽いパニックに陥るでしょう。

 このように、株は値動きが激しいものです。
 特に個別銘柄は3~5%くらい簡単に動きますから、よほど大底で買った株でない限り、含み益だけではなく含み損を抱える危険性があるのです。

 当然、株価が2倍、3倍、果ては4倍になることもあります。

 ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの株価も、2012年から2015年にかけて4倍近くまで伸びました。
 100万円分のオリエンタルランドの株を持っていたら、3年後には400万の価値になっているのです。素晴らしいですね。

 しかし、逆に株価が4分の1になってしまった株価もあります。例えばシャープや東芝などがそうです。かつて大企業と言われ株価も高かった企業が時代の流れに逆らえず没落していきました。

 株は右肩上がりに上がるものではありません。
 長期的に見ればそうかもしれませんが、1年~2年では上にも下にも動くジェットコースターのようなもの。

 持ち株の値動きが気になって、仕事に支障が出るようでは投資の意味がありません。

 株式投資は、強い意志がなければ、長期保有は難しいのです。

2:海外ファンドの玩具にされる日経市場

 日経市場には、個人投資家の他に海外ファンドが参戦しており、彼らが軽く動くだけで、日経市場は大幅に揺れ動きます。
 売り浴びせを受ければ暴落し、買いが入れば一気に上昇する…。

 マネー雑誌に書かれているように「成長する企業に投資して配当をもらおう!」なんてヌルいキャッチコピーを吹き飛ばすくらい、ファンドの売買にはパワーがあります。

 その売り浴びせや、買い戻しに振り回され、養分になるのは個人投資家です。
 個人投資家は急激な値動きがあると、焦って狼狽売りをしてしまいます。

 そうして起きた損失は、ファンドがすべて飲み込む…。
 これが株式投資で起こっている事です。

 株式市場は甘い世界ではありません。
 ファンドや政府、各国の情勢を見極め、投資するタイミングを見極めていかなければいけないのです。

 そういう意味では、株式投資は投資の中で最も手軽で、最も難しい投資と言えるでしょう。

 きちんと勉強すれば結果が出せる不動産投資と比べると、安定性は低く、ハイリスク・ハイリターンと言えます。

3:株式投資を始めるなら、必ず日経ダブルインバースの存在を知っておこう

 初心者が株式投資で損をする理由の一つとして、必ずあげられるのが「初心者は買いからしか入れないから暴落で死ぬ」ということ。

 株式投資は、売りと呼ばれる「株価が下がる事に賭ける」事が出来ます。
 それは空売りと呼ばれ、信用取引になるので初心者にとってハードルが高いです。

 そこでオススメなのが、日経ダブルインバースという銘柄です。

(NEXT FUNDS) 日経ダブルインバース上場投信【1357】:ETF – Yahoo!ファイナンス

 日経ダブルインバースは、一般的に『日経株価が下がると儲かる銘柄』です。
 例えば、日経平均先物取引が18000から16000に下がってしまったとき。
 18000でダブルインバースを買っておけば、+20%の含み益が出ます。

 これなら、売りが出来ない初心者でも簡単に暴落に対応する事が出来ます。

 日経が高値だな、株価上昇のニュースが連日流れているな…と感じたら、このダブルインバースを仕込んでおきましょう。
 いざ暴落した時に、ダブルインバースの含み益があると心理的な負担が少なくなりますし、暴落時でも利益を出す事でリスクヘッジになりますよ。

まずは仕事を第一に考えよう

 株式投資は儲かります。
 しかし、儲かるということは、損をするリスクもあるということです。

 お金を生み出す基本は労働です。株式投資に突っ込み過ぎず、まずは本業をしっかりやって、年収を上げていく努力をしましょう。
 キャリアを積み重ねれば、転職によって年収を上げることも可能です。
 詳しくは下記の記事を参考にしてください。
www.hazimetetensyoku.com

 株は暴落しても、自分のスキルやキャリアは落ちません。
 会社員としてのスキルを大事にしつつ、リスクを抑えて株式投資を楽しみましょう。

おまけ:アベノミクス時の株式投資で私が儲けた金額

 私はアベノミクスのピークである2015年に株式投資を始めました。
 その結果がこちら。

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 マイナス40万の儲けです!

 チャイナショック、恐るべし…。
 年明け暴落、恐るべし…。

 みなさんも、株式投資にはくれぐれもお気をつけて。

関連リンク

 イオンの株主優待に関する話。

www.hazimetetensyoku.com

 格安SIM+ガラケーで通信費を節約した体験談。

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