新卒で営業を辞めたい新入社員が考えるべき3つのこと。仕事で辛い時こそ冷静に選択肢を考察しよう


文系の大学生が就職をするときに、最も配属されやすい部署は営業です。

営業は商売の基本、商品知識を知り、商品を売るという役割を持っており、総合職で入った新入社員(新卒)の多くが営業に当てられます。

また、営業は売上に直結する職種ですから、企業としても営業に人数を割り振りたい…という思惑があります。

しかし、営業は向き不向きが顕著に出る職種です。

自動車業界や機械メーカーなど、体質が古い業界では営業マンは酒が飲めなければやっていけない、という風数が残っています。

また、事務や技術職といった他の職種に比べると、残業が多く拘束時間が多い…というのが営業の特徴です。

そのため、定時で帰りたい新卒の新入社員や、あまり酒が好きじゃない、年上とのコミュニケーションが得意じゃない社員にとって、営業は地獄のように辛い仕事になるでしょう。

実際、離職率の高さで見ると、事務職に比べて営業職の離職率は高いです。

営業は年収が高いのでは? という理屈も、残念ながら通じません。

確かに年収そのものは事務職より高いですが、残業代が「みなし残業」として一定額で決まっているケースが多く、労働時間を時給で換算するとかなり低い…という形になることが多いです。

↑ 会社によっては、こんな事を言われるケースも…

5年後、10年後の出世という面では有利かもしれませんが、向いていないのに営業になってしまった新卒の方は「営業辞めたい…」と思っても仕方ありません。

そこで、今回は新卒で営業を辞めたい新入社員が考えるべき3つのことを紹介します。

今の会社が嫌なのか営業そのものが嫌なのか、考えてみよう

営業に向いていない、辞めたい…と思っている人でも、実は会社の方針や労働条件に嫌気がさしているだけであって、営業そのものは嫌いではない、というケースが有ります。

特に新卒は、社会人経験がなく、1社目なのですから営業=どこもキツイ、と考えるのは早計です。

・商品に対して興味がわかずやる気がでない → 自分が興味のある商品・業界なら?

・残業が多くて辛い → 残業が少ない会社の営業だったら?

・新規開拓が苦手でやりたくない → 新規開拓がいらないルート営業なら?

このように、営業と一口で言っても扱う商品や会社の労働条件、新規開拓なのかルート営業なのか、BtoBなのかBtoCなのか等々、選択肢はたくさんあります。

今の会社から転職するにしても、営業から他社の営業に転職する「同業種転職」が一番、転職難易度が低いです。

まずは

「営業という仕事を辞めたいのか、今の会社を辞めたいのか」

という点を、しっかり考えてみましょう。

これから半年、今の仕事を続けられるか考えてみよう

よく5年後、10年後のことをイメージして仕事をしなさい、と言われていますが、営業を辞めたいと思っている新入社員にとって、5年後は未来過ぎます。

ですから、まずは「今から半年、この仕事を続けられるか?」という短期の目線で考えてみましょう。

半年あれば、ボーナスがあります。

また半年耐えれば、少しは仕事を覚えてくる頃合いなので負担も減るでしょう。

「仕事に慣れてきたら、嫌だと思っていた仕事でも、意外と面白いことに気付いた!」

といったポジティブな変化があれば、そのまま勤めましょう。

しかし、そこに到達するまでの半年は、今の辛さが続きます。

「もう倒れる寸前」
「会社に行くのが嫌すぎて吐きそう」
「ストレスでおかしくなりそう」

「半年も耐えられない!」

上記のように営業を続けるのが無理だと思ったなら、それが答えです。

退職して、転職することを念頭に考えていきましょう。

どんなに決断を先延ばししても、半年スパンで考えた時に「無理だ」という結論が出たのなら、もうだめです。

あなた自信がダメ、根性なし、負け組…という訳ではありません。

単に営業 or 今の会社が肌に合っていない。それだけの話です。

会社にはそれぞれ独特の雰囲気、文化というものがあります。

残業大好きな会社もあれば、なるべく定時で帰りなさいという会社もあります。
飲み会大好きな会社もあれば、プライベートを尊重する会社もあります。

それらの文化と、あなたの価値観が一致するかどうかを新卒で見極めるのは、ほぼ不可能です。

某社で就職セミナーを開いている偉い人も「最初の仕事で天職に就ける奴は一握り。新卒の就職はくじ引きだ」と言っています。

新卒の社会人の3割が3年以内に離職する統計を見れば、分かることです。

どうやっても新卒の新入社員の3割は「肌に合わない」会社に入ってしまうものなのです。

海外のようにインターン→内定というプロセスなら、こういったミスマッチは起きにくいのですが、日本の新卒一括採用だと、ミスマッチは企業側、学生側、どちらも避けられません。

肌に合わない会社・仕事にしがみついても、意味がありませんし消耗するだけです。

半年間、続けるのは無理そうだと感じたら、早めに退職して転職活動を始めるべきでしょう。

我慢して続けても、最悪、ストレスからうつ病などの病気になってしまいます。

退職という選択肢に拒否反応が出るのは理解できます。しかし、何よりも自分の心の声を大事にしましょう。

毎日、辞めたいとモヤモヤしながら仕事をしていても、なんの得にもならないどころか、精神力と時間を無駄にしてしまうだけですよ。

第二新卒での転職なら選択肢はたくさんある

結局のところ、新卒の新入社員が営業を辞めたいと思った時、選べる選択肢は会社を続けるか辞めるかの二択になるのですが、退職という選択肢を極端に恐れる必要はありません。

というのも、転職市場では、新卒で社会人になって3年位内に離職した人を「第二新卒」と呼び、その第二新卒向けの求人が豊富に出回っているからです。

前述したとおり、新卒でのミスマッチは必ず一定数起こります。

転職市場では、そのミスマッチを踏まえた上で「第二新卒」という枠を作り、新卒での仕事選び・会社選びに失敗しても転職しやすい仕組みが出来上がっています。

第二新卒枠は、基本的に未経験OK。

つまり、営業から経理、事務職に転職…といった他業種転職も十分に可能なのです。

これが26歳以降の中途入社の求人になると、経験要3年が応募の条件になったり、他業種転職のハードルが上がります。

第二新卒なら、営業マンから他業種への転職も十分に可能ですよ。

しかし、転職といってもどんな求人があって、今の自分のキャリアなら、どんな仕事に応募できるのかを素人が即座に判断するのは難しく、なかなか一歩踏み出す勇気が出ないものです。

また今の生活もありますから、もし転職が長期化した時にお金の不安も出てきますよね。

そこでオススメなのが、在職中に転職エージェントに登録して応募出来る求人を紹介してもらうことです。

転職エージェントに登録して転職をサポートしてもらう

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それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。

自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、スタート時の年収がアップする確率がグッと上がります。

時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、就職活動で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。

オススメの転職エージェントはDODAです。



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DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)

その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。

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