契約社員のメリット・デメリットを正社員と比較しながら分かりやすく解説。雇用の安定性やサービス残業の有無など総まとめ

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 正社員と比べて、入社のハードルが低く、かつフルタイムで働けて社会保険も完備されている契約社員。
 一見すると「手軽に働ける正社員とアルバイトの中間」のような就業形態ですが、やはり正社員とは条件が異なりますし、契約社員で働くのに向いている人、向いていない人というのはあります。

 契約社員と正社員の違いを理解せず、安易に契約社員を選択すると、いざという時に戸惑うことになります。

 例えば

「契約社員だけど、うちは業績が良いから長く働ける。そのうち正社員にもしてあげる」

 と雇用の際に言われていたのに、いざ不景気になった途端に

「契約は今回限りで終わりにしてくれ」

 なんて言われて、切られてしまう事もあります。

 契約社員に関わる法律、ルールを知らなければ、自分を守ることは出来ません。経営者の調子のいい言葉を信じても、騙されるだけです。
 契約社員、正社員の権利の違いや働き方の違いを比較して、まずは自分なりに理解してから就業形態を決めましょう。

 今回は契約社員のメリット・デメリットを正社員と比較しながら分かりやすく解説します

契約社員とパート・アルバイトの違い

 そもそも、契約社員とは何なのでしょうか?
 実は法的には「契約社員」というものは、存在しません。

 1年契約、6ヶ月契約など契約期間、労働時間を契約で定めて働く人を契約社員と呼んでいるだけで、法的にはパート・アルバイトと何ら変わらないのです。

 契約社員とパート、アルバイトの違いというと「社会保険の有無」「フルタイムで働けるか否か」「正社員登用の有無」などの回答が多いですが、どれも違います。

 パート、アルバイトであっても週30時間以上、働いている人は全員、社会保険に加入する(会社が加入させる)義務があります。

 実際、フルタイムで働いて社会保険に加入しているパート・アルバイトの方もいます。
 正社員登用に関しても、契約社員の特権ではありません。パート・アルバイトから正社員になることも出来ます。

 契約社員とパート・アルバイトとの唯一の違いは、契約期間です。
 パートやアルバイトはいつでも解雇出来ますが、契約社員の場合は契約期間が定められているので、よほどの事情がない限り、契約中に打ち切ることは出来ません。

 つまるところ、契約社員というのは

「契約によって雇用期間・労働時間が確定しているパート・アルバイト」

 というものになります。

 ただ、世間では

アルバイト・パート:週3回、1日4時間など空いた時間に行う仕事。小売やサービス業が多い
契約社員:フルタイムでしっかり働く仕事。デスクワークが多い

 こういったイメージが強いと思います。
 実際、求人を見ていると傾向は上記のイメージ通りです。しかし、勘違いしないでください。契約社員がパート・アルバイトより上位の雇用形態…ということは決してありません。

 法的には、あくまで契約期間・労働条件を契約書で固めた非正規労働者、という扱いです。
 契約社員の権利を過信していると、イザという時に対応出来ませんよ。

正社員と契約社員の違い

 では、正社員と契約社員の違いはなんでしょうか?

 最も大きな違いは、雇用の安定性です。

 ご存知の通り、正社員は相当なことがない限りクビには出来ません。
 一方で、契約社員は契約期間が終わったタイミングで「契約終了」と雇用主に言われてしまえば、それまでです。

 6ヶ月・1年毎に契約更新があるのですが、その度に雇用契約の終了…いわゆる雇い止めに怯えなければなりません。

 法律では、3年以上、契約社員として同じ職場で働く場合、雇用主は正社員として雇わなければいけないルールがあります。
 しかし、経営者からすれば、いざという時にクビが切れる契約社員を好むもの。そのため、3年目に到達する前に契約を切って、正社員登用を避ける…というのが常套手段になっています。

 そのため、契約社員の寿命は、ほとんどが3年未満になっています。
 せっかく今の職場・仕事が気に入っていても、3年毎に別の会社へ移らなければ仕事がない…という事になってしまいますね。

 正社員と契約社員を比較した時に、最も大きなデメリットとして上がるのが、上記の雇い止めの問題です。

 他にも細々としたデメリットがあります。

・契約社員はボーナスが出ない。
・あくまで助っ人として扱われ、社内の一体感が感じられない

 などなど…。

 もちろん契約社員にはメリットもあります。

 まず雇用の安定性ですが、確かに正社員は雇用が安定しています。しかし、逆に言えば「簡単には辞められない」という事の裏返しでもあります。

 契約社員なら、1年未満でやめても痛手にはなりません。
 しかし、正社員の場合は職歴に傷がつくことは間違いありません。転職時に、面接官に「またすぐに辞めるのでは?」と勘ぐられてしまいます。

 契約社員であれば、雇用の安定性が軽い分、傷は小さくて済みます。

 また、責任の重い仕事を任されるのも正社員です。
 契約社員は、いつでもクビが切れる分、契約社員自身も簡単に会社を辞める事ができます。
 そのため、正社員のような責任の重い仕事を任されることはありません。

 経営者からすれば、売上に関わる仕事、会社の経営に関わる仕事に辞めやすい契約社員を回すのは大きなリスクですからね。
 外食や小売など、人件費を極力、削減しなければいけない業界は例外ですが、一般的に責任のある仕事は正社員が行います。

 責任のある仕事を任されることは、キャリア重視の人にとってはメリットと言えるかもしれません。
 しかし、責任のある仕事はプレッシャーやストレスの元になりますし、労働時間もグッと増えてしまいます。気軽に働いて定時で帰りたい人にとっては、そういった仕事を割り振られるのは大きなデメリットですから、それを回避できるという点では契約社員のほうが身軽と言えるでしょう。

 また、サービス残業が多いのも正社員です。
 契約社員は基本的に時給で給料が決まります。そのため、残業をすればするほど給料がアップします。

 一方で正社員は「みなし残業」などの名目で、残業代が定額だったり、何かとサービス残業を強要されることが多いです。

 契約社員や派遣社員、パート・アルバイトは時給という法的にしっかりした基準があるのでサービス残業を強要するのはリスクが高いですが、正社員は違います。

 法的にはサービス残業そのものが違法なのですが、世間の流れとして「正社員なんだから、サービス残業くらいはこなしなさい」という固定概念があります。

 雇用が安定している分、雇用主の支配権が強いため起こる現象です。
 こういった理不尽なサービス残業、労働環境に巻き込まれなくて済むのも、契約社員の利点と言えるでしょう。

まとめ:契約社員のメリット・デメリットを把握してうまく立ち回ろう

 結論から言うと、長期的な目線で考えれば圧倒的に正社員のほうが有利です。

 しかし、例えば来年に留学に行く予定だとか、専門学校などに進学する、資格の勉強をする…といった予定があるなら契約社員の方が適しています。

 定時で帰れますし、正社員と違って契約更新時に気軽に辞めることができるので、1年前後の短期間の労働としては、非常にやりやすい雇用形態と言えます。

 逆にオススメしないのが、正社員を目指している人が、正社員登用ありの契約社員になることです。

 正社員登用というのは、基本的に試験を受けるまでに1年以上かかりますし、そもそも正社員登用されるかどうかも不鮮明です。法律で決まっているのは、あくまで3年以上、おなじ職場で働いた場合に正社員に登用しなさい、というだけで、求人に正社員登用ありと書いたら絶対に正社員にしなければいけないというルールはありません。

 そのため、正社員登用ありと求人に書いて人を集め、3年未満で使い捨てにする企業が後を絶たないのです。

 正社員を目指すのならば、契約社員を経由せず、直接、正社員の求人に応募するべきです。

時給が高い契約社員になるなら派遣会社に登録しよう

 契約社員になる方法ですが、ここで気になるのが時給の話。
 どうせ働くなら、時給が高い会社で働きたいですよね。

 そこでオススメなのが、派遣会社の大手であるテンプスタッフに登録して契約社員を探す方法です。

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 テンプスタッフは大手派遣会社で、規模で考えると最大手のリクナビ派遣についで第二位となっています。
 派遣会社ですが、もちろん契約社員の求人も扱っており、幅広い業種がそろっています。

 私が個人的に調べた結果、テンプスタッフが最も提示する時給が高く、なおかつサポートがしっかりしています。

 時給が高い契約社員の求人は、タウンワークなどの一般的な求人雑誌にはのっていません。基本的に派遣会社を通して求人を出している企業のほうが金回りが良く、時給も高い傾向にあります。

 もちろん、派遣会社のマージン…つまり中抜きがありますが、その中抜きが最も低いと考えられるのがテンプスタッフです。
 業界第一位のリクナビ派遣は、わざわざマージン率を下げて労働者の時給を高めなくても、知名度がありますから人は集まってきます。

 一方で第二位のテンプスタッフは、リクナビ派遣を追い越すためには働く人をより多く集めなければいけません。そのため、マージン率を下げて労働者にとって魅力的な時給を提示し、人を集める作戦に出ているのです。

 この競争の原理を知っていれば、第一位ではなく第二位の会社のほうが労働者にとって優しい…という理屈が見えてきますね。

 難しい話はさておき、とにかく時給が一番高く、魅力的な契約社員の求人があるのはテンプスタッフです。
 登録も簡単ですから、ぜひ一度、WEB登録をして求人をざっと見てください。1日~1周間の短期バイトもありますから、登録しておいて損はありませんよ。

正社員になりたいなら、正社員への求人に応募しよう

 前述した通り、正社員を目指すなら、契約社員を経由せず直接、正社員の求人にアプローチするべきです。

 しかし、応募といってもどんな求人があって、今の自分のキャリアなら、どんな仕事に応募できるのかを素人が即座に判断するのは難しく、なかなか一歩踏み出す勇気が出ないものです。
 また今の生活もありますから、もし就活が長期化した時にお金の不安も出てきますよね。

 そこでオススメなのが、転職エージェントに登録して応募出来る求人を紹介してもらうことです。

求人や総合的な就活のサポートには転職エージェントに頼もう

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 転職エージェントは、キャリア相談、履歴書などの作り方、面接の練習から求人の紹介まで転職のみならず、就職活動の全てをサポートしてもらえるサービスです。

 転職エージェントって、社会人が転職に使うサービスじゃないの? と思っている人が多いですが、実は転職エージェントは未経験…すなわち無職や契約社員、フリーターから正社員への就職もサポートしてくれるのです。

 利用料は最初から最後まで無料です。
 転職エージェントは人材を募集している企業からお金を貰っているので、求職者である私達は一円も払わずサポートを受けることが出来るのです。

 転職エージェントは土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
 登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。

 自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、スタート時の年収がアップする確率がグッと上がります。

 時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、就職活動で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。

 オススメの転職エージェントはDODAです。



 DODADは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。

 大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
 また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。

 就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。

 また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

DODAの登録方法について

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 DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)

 その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
 経歴は正社員のみならず、アルバイトや派遣社員、契約社員でも構いません。

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 上記は入力の一例です。

 上記画像で書いた株式会社ハイデイ日高というのは、ラーメンチェーン店の日高屋の事です。
 外食・小売産業などに多いのですが、お店の名前と会社の名前が必ずしも一致する訳ではないので、しっかり会社名を調べてから正式名(○○株式会社)で登録しましょう。
 例えば、ユニクロであれば会社名はファーストリテイリングですよね。心配ないと思いますが、念のため再度、確認しましょう。

 業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。

 登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。

 DODA 公式ページ

 転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて転職可能な求人を紹介してもらいましょう。
 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。




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