元外資系社員が教える語学留学後の就職活動を成功させるコツ。語学を活かせる仕事や留学経験のアピール方法など就活攻略法まとめ

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大学生で就活をせずに語学留学を選択する人や、会社を辞めて語学留学にチャレンジする人は多いですね。
英語やその他語学を学ぶには、やはり日本国内での勉強だけでは限界があります。異文化を学ぶ、という意味でも留学は非常に有意義な試みと言えます。

年代を超えて出会う友人たちや、多国籍な人とのふれあい、実際に英語を使ってコミュニケーションをしたり、海外の日常生活を味わったり…

留学は勉強になるだけでなく、とても楽しいもの。

しかし、忘れてはいけません。
そのまま海外の大学に進学したり、海外就職をするのなら別ですが、日本に帰って仕事をするなら、就職活動をクリアしなければいけないのです。

「既卒になると就職は難しいよ」
「留学経験なんて評価されないよ」
「企業は遊んでたと見なすから、苦労すると思う」

そんな噂を聞いて、就活に怯えている人も少なく無いと思います。

安心して下さい。
留学=不利というのは、根も葉もないたちの悪い噂です。

しっかりと準備して就活に挑めば、既卒であろうと、会社を辞めて留学した方であろうと、内定を獲得することは可能です。

今回は語学留学後の就職活動について、元外資系社員の私が「成功のコツ」を紹介したいと思います。

TOEICは帰国前or帰国後すぐに受けておこう

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語学留学に行った人の多くが、就職活動の前にTOEICを受験してスコアを獲得しています。

というのも、日本では英語の能力をTOEICで図るのが慣習になっており、最低でもTOEIC600点以上はないと留学して勉強してきました…とは見なされないという妙なルールがあります。

実際、私が勤めていた外資系企業でも、求人を出す時はTOEICを条件に掲げていました。

もちろん、IELTSやTOEFLなどの国際的な英語試験でもOKなのですが、なにぶん、採用を担当する人事部長がTOEICしか知らない人間だったので、TOEIC基準になりました。(外資系企業の、日本支社の人事部長でも英語に疎い人は意外と多いです…)

TOEICの点数が高い=英会話が出来る、ビジネスレベルで英語が使える…という訳ではありませんが、語学留学でしっかり英語を学んできた方なら、TOEIC600点はちょっと対策すれば難しく無いレベルですので、ぜひTOEICは受けておきましょう。

注意点として、TOEICは1ヶ月に1回しか開催されておらず、一度、時期を逃すと次回の試験は1ヶ月先、さらに結果が出るまで1ヶ月…と就職活動のタイミングに間に合わない可能性があるので、出来るだけ、帰国後すぐに受けるか海外現地で受けることをオススメします。

私の行ったフィリピンの語学学校などは、現地の学校でTOEICが受けられるので便利でした。
英語力は、帰国後に少しずつ下がっていくので、英語力がピーク状態である学校現地で受けるのが一番ですよ。

700点、800点…と高得点を取れば、厳し目の外資系企業でも面接に呼んでもらえます。

TOEICの点数で英語力を図るのはナンセンスだと思いますが、ペーパーテストの結果で書類選考落ちになるのはもったいないですから、ぜひTOEICは受けておきましょう。

帰国後の就職先は、日系企業のみならず外資系やベンチャー企業も多いです

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語学留学を終えた人が就職する先として、まず思い当たるのが外資系企業ですよね。

外資系企業は、海外本社とのやり取りなどもあるので、当然、最低限の英語が出来ないとコミュニケーションが成り立ちません。
ですから、留学直後の英語慣れしている就活生にはうってつけの求人先です。

しかし、英語が得意、喋れるというレベルの人は意外とゴロゴロいます。
外資系企業は待遇が良いことが多いですし、総合職なら高い実務経験を求められますから、応募する求人によってはなかなか内定が出ないこともあります。

中国語やフランス語、ドイツ語など、英語以外の言語であればライバルは少し減りますが、ライバルに実務経験+語学を持った人材が出てくると、未経験者はなかなか太刀打ち出来ません。

特に大学卒業後、就職せず語学留学をした人にとっては社会人経験が無いというネックが足を引っ張ります。

ですので「英語が出来る=色んな企業から引っ張りだこ」という方程式は成り立ちません。

他の就活生や転職する人と同じく、しっかり対策を立てて「自分を雇うと、企業にとってどんなメリットがあるのか」という点を掘り下げてアピールしなければいけません。
特に外資系企業は人気ですから、競争率も高めです。

競争率で言えば、日系企業の方が少しばかり楽になります。
中小の専門商社などは、英語が必要な割に応募数が少なく、未経験者でも歓迎されることが多いです。他にも海外とやり取りを行う会計事務所なども、求人に苦労しているので未経験者でも入れるスキマがあります。

職歴が無い人は、いきなり待遇が良い大手外資系を狙うのではなく、こういった英語が必要な中小企業に絞って就活を行うのも一つの手です。そこからキャリアアップの転職で外資系に行く事が出来ますから。

さて、実はベンチャー企業も、留学後に就職する人が多いエリアです。

例えば留学支援や、格安スカイプ英会話を運営する企業、格安の英会話教室運営、外国人向けシェアハウス運営など、元留学生が立ち上げたベンチャー企業は意外と多いもの。

「大企業の歯車になるよりも、ワクワクしたチャレンジがしたい!」

という、ベンチャースピリッツを持った方は、ベンチャー企業に入社することが多いようです。

ベンチャー企業は当然、規模が小さく社歴も浅いため不安定です。
待遇もあまり良くない上に、毎日何が起こるか分からない、良くも悪くも手探りの会社が多いです。

しかし、裏を返せば毎日がチャレンジで、大企業のように「割り振られた仕事だけをやる」ような形式ではないので、やりがいはバツグンです。働いている人の平均年齢も若く、元留学ですから従業員間の仲の良さ、居心地の良さは、他の企業にはない特色と言えます。

ただ、会う合わないが激しいでしょうし、アラサーの方などはぼちぼち安定を求める人も多いと思うので、しっかり自分に合うかどうかを見極めてから決めましょう。

面接では英語力よりも自分が感じたこと、経験した事をアピールしよう

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面接では、留学経験について聞かれると思いますが、ここで英語力ばかりをアピールしたのでは不十分です。

語学留学のメインの目的は、もちろん英語力の向上ですが、それ以外にも異文化交流、そこで出会った人との交流、気づいたこと、価値観の変化など、留学でしか得られない学び、経験を誰しも持っていると思います。

英語力をアップさせるだけなら、日本にいても独学+英会話教室などを駆使すれば出来ないことはありません。

重要なのは、語学留学を経て、異文化と触れて他ならぬ自分が感じたこと、思ったこと、学んだことを自分の言葉でしっかりアピールすることです。

留学の経験談からは、その人の人柄が見えます。
外資系企業、日系企業、ベンチャー企業…どんな企業にしても、条件にTOEICを入れておけば、応募してくる人の英語力はどんぐりの背比べです。

人事担当者が本当に知りたいのは、その人の人柄です。採用したら一緒に働いていく仲間になるのですから、一緒にいて楽しい人、社内で上手くやっていけそうな人、活躍しそうな人を選抜するのです。

最終的には、就職活動で勝負になるポイントは「人柄」だということをしっかり覚えておいて下さい。

ある程度は、就活本などを参考にテンプレート通りの自己PRや志望動機で良いと思いますが、必ずコアの部分には、あなたオリジナルの経験談、体験談を入れて自分の人柄、長所、価値観などをアピールするようにしましょう。

転職エージェントを利用してプロにアドバイスを貰おう

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いざ就職活動となった時に、良い求人をどこで探せばいいのか、迷うことも多いですよね。
履歴書や職務履歴書などの書類作成も、しばらく就活から離れていると書き方を忘れてしまうもの。何より制作に時間も手間もかかりますから、非常にメンドクサイですよね。

 そこでオススメなのが、就職活動の準備として、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントは、利用料は最初から最後まで無料です。土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、年収アップ可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。

留学から帰国した人材であれば、当然、英語を活かした求人に応募したいですよね。
そういった分かりやすい指標、その人の強み(今回は留学経験、英語力)があれば、転職エージェントは最高のパフォーマンスを発揮してくれます。

外資系企業から日系企業まで、あらゆる求人を希望条件で検索して、おすすめの求人をピックアップしてくれます。

自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、転職のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかった進路が出てくる可能性があります。また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、年収アップの確立がグッと上がります。

時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、転職で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。
初めて就職活動・転職をする人で、何もわからない人でも1から丁寧に教えてくれるので、ぜひ利用しましょう。

オススメの転職エージェントはDODAです。



DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。

大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。

また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。

就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。

また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

DODAの登録方法について

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DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)

その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。

業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。

登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。

DODA 公式サイトはこちら

転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。

以上、元外資系社員が教える語学留学後の就職活動を成功させるコツでした。

関連リンク

留学後、日本の環境に慣れてしまうと、どんどん英語力が落ちていきます。
英語に対するモチベーションを維持するためにも、英会話教室を使って勉強を続けましょう。

・帰国後に日本で英語力を維持する方法は駅前留学NOVAが最強だった。留学後の体験談

格安のスカイプ英会話など色々ありますが、私はNOVAが一番、効果がありました。
その理由については、上記の記事を参考にしてくださいね。

一番安い語学留学はフィリピン留学(セブ島留学)!留学費は1ヶ月10万円以下、お金が無い人でも手軽に英語を学べます – 英語勉強法の大辞典

格安でばっちり英語が学べるフィリピン留学についての特集記事。
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