社会福祉士を辞めたいと思ったきっかけと私の転職体験談。福利厚生を重視して病院を選びました

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仕事をやめたいと思ったきっかけと、私の転職体験談について記述します。

私が仕事をやめようと思った一番の理由は上司の存在でした。
私は4年制の福祉大学に在籍中、人の役に立ちたいという一心で社会福祉士の国家資格を取得しました。

卒業後、地元の病院に就職し、医療ソーシャルワーカーとして働き始めました。入職して約半年間、病院の概要や入退院の流れ、医療ソーシャルワーカーの仕事内容や役割について学び、その傍らで簡単な事務処理を行っていました。

半年が経ったその日、上司から病棟の担当制を言い渡されました。

今まで毎日同じ作業の繰り返しに少々やりがいのなさを感じていた私は喜んで引き受けました。
医療ソーシャルワーカーの仕事内容は、患者、家族からの相談を受けること、入院患者の退院支援、他の医療機関からの紹介や逆紹介などです。半年間事務処理しかしていない私には未知の世界でした。

経験不足のまま現場に放り込まれる

翌日、上司の面談に同席させていただき、患者の相談内容や上司が患者に提案する社会資源の知識、面談が終結するまでの流れを学びました。面談終了後、上司から「次からは一人でよろしく。」の一言が言い渡されました。

「もう少し先輩の面談に入らせてもらえませんか?まだ独り立ちする自信がありません」

と訴えたにもかかわらず

「俺は上司がいない環境でここまで来たんだ。自分で何とかしろ。ゆとり世代だからって甘えるな。」と一蹴。

たった一度の面談を終え、私はその日から本当に一人で患者との面談に入ることに。
知識や技術などど素人レベルの私が患者へまともな提案ができているのか全く自信がありませんでした。その後もわからないことがあれば上司に尋ねましたが、「自分で考えろ。」の返答のみでした。

ただ、私の面談記録には「書き方が悪い。若者言葉を使うとイラッとする。」など姑のように指摘してきました。私の職種は特殊な部署のため同期や同年代の社員がおらず、誰にも悩みを打ち明けることができませんでした。仕事を教われないままでは自分のキャリアも上がらないし、こんな上司と2人だけの職場ではストレスで体を壊してしまうのではないだろうかと感じ、この頃から転職を考えるようになりました。

本音と建前の使い分け

転職活動を始めることにした私。
早速、転職エージェントに登録し、職探しを開始しました。仕事を続けながらの職探しは大変で、勤務外の時間には転職エージェントから紹介される求人の他に、毎日インターネットで求人を検索していました。

同じ社会福祉士の採用を探していましたが、なかなか病院の募集がなく転職は困難を極めていました。
そんな時、転職エージェントで就職相談をした際、「希望に合う職種が見つからないのであれば、福利厚生面でお探ししてみませんか?」とエージェントに提案されました。

当時、私には結婚を前提に付き合っていた彼がいたため、結婚後のことも考えた育児休暇などの福利厚生がしっかりした企業選びを勧められたのです。早速違う視点での職探しを開始。ある企業の事務職員の募集を見つけました。

産休・育休あり、女性社員積極的に採用しますとの文字に惹かれ、転職エージェントに紹介して頂きました。
エージェントからその企業に私が採用試験を受けるという一報を入れられ、やる気が倍増しました。まず、企業に履歴書、経歴書を郵送で送ります。書類作成で気を付けたことは、前職と違う職種を選んだ理由です。

結婚を考えていた私は、生活スタイルの変化に着目し、女性の就業支援に力を入れている企業を念頭に選びましたと記入。運良く書類選考は合格しました。その後、面接の日時を知らせる電話がありました。

面接当日、言い渡されていた時刻の30分前に到着し、控室に通されました。定刻通りに面接が始まり、私一人に対して企業側は男性3人でした。志望動機、前職と違う職種を選んだ理由、原則土日休みだが休日出勤は可能か、職場までの交通手段と所要時間などを質問されました。

本音と建前は使い分けることを転職エージェントのセミナーで学んでいた私は、正直土日勤務が嫌だったのですが、笑顔で「構いません。」と答えました。最後に仕事内容を簡単に説明され、自分の思い描いていたものとは多少異なっていましたが「頑張ります。」と受け入れました。そして面接終了。当日の夜に採用決定の連絡を頂きました。

仕事をやめるとき

嫌味な上司には内緒で、部署を統括している上司には3ヶ月ほど前から転職の相談をしていました。実際に次の就職先が決定したことを報告し、若干困った顔はされましたが「すぐに退職願を出しなさい。」と受け入れてくれました。

その後、嫌味な上司には結婚を機に退職すると伝えました。
私の退職理由が自分のせいだとは全く気付いていませんでした。もちろん退職が決まってからも節目の良い時期まで働き続けました。嫌味な上司からは「最後くらい大きい仕事をしろ」など最後まで口うるさく言われていましたが、勤務最終日には部署の全員から花束とメッセージカードを頂きました。

転職は新たな自分の人生の第一歩と考えてください。
私は母親から「せっかく雇ってもらったのだから、最低3年は働きなさい。」とプレッシャーをかけられていました。しかし、無理して今の職場で頑張っても意味がないと気づいた時、転職を考え始めた時、それは正しい選択かもしれません。

動き出さなければ何も変わらないのだと今になって思います。転職先がまたつらい職場であっても、前職で頑張った自分の経験があれば乗り越えられることだってあります。
今の職場に悩んでいる人がいれば、まずは誰かに相談してみることが自分の人生を変える第一歩に繋がると私は信じています。

転職エージェントの利用のすすめ

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転職エージェントの選び方、使い方は下記の記事でまとめてありますので、参考にして下さい。

・転職エージェントの評判と口コミから登録すべきオススメの転職エージェントを紹介







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