28歳で下請けプログラマーからSEに転職した体験談。上流工程を担当出来る会社に内定を貰う方法とは?

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私が28歳のときの転職体験談を記載していきます。

私は4年制大学を卒業後、とあるIT企業にプログラマーとして入社しました。
社員は100人程度の小規模な会社です。私は学生時代は情報処理分野を専攻していた訳ではなかったのですが、個人的にプログラムを組んだりしていて興味があった分野だったのでこの道を選びました。

研修後はシステム事業部に配属され、自社のソフトウェア開発やシステム開発プロジェクトなどに参加し、経験を積んでいきました。世間で言われている通り残業などがハードな業界で覚える事が多く大変な時期もありましたが、それなりに興味があった分野であったため仕事自体はそれほど苦痛や不満というのはなく、順調にスキルを磨いていきました。


年数を追う毎に将来に疑問を感じた

この仕事に携わり始めはそれなりに充実していたのですが、4年目を超えたあたりから常々疑問を抱くようになりました。

まず1つに給料で、私の会社は下請けの会社であり、給料は業界から考えてもかなり水準が低かったです。また管理職枠というのもほぼなく、役職による手当てを貰える見込みも殆どありませんでした。

2つ目にプログラマーという仕事に対して。

これも下請け会社だった事もありますが、作るプログラムは依頼されてきた一部分のみのルーチンワークが多く、同じ様な事を延々と繰り返している日々に、技術的にも精神的にも不安を感じました。

そんな将来の不安が少しずつ蓄積されていき、給料ベースも行える仕事の範囲も広いSEという仕事に関心を持つ様になりました。

転職活動の開始

そんな日々が続き、ようやく入社5年目に突入した時に転職活動を開始します。
なお私の勤めていた会社にSE職のポジションはなかったため、SEとなる場合は他社への転職しか方法はありませんでした。

利用したのは最大手の転職エージェント「リクルートエージェント」です。競争率が少なく、かつ条件の良い非公開求人数が多く、最大手ということだけあってIT関連の求人も豊富だったのでリクルートエージェントに求人を紹介してもらう事にしました。

会社選びの際に重視したのは、「上流工程を担当できる会社」です。
年収なども意識はしましたがそれは2の次です。そしていくつか会社をピックアップし気になる会社はとにかく数打ちで紹介された求人に応募し続けました。

やはり上流工程を行っている会社は規模も大きく、また今回プログラマーから未経験のSEへの転職であるため一次審査で弾かれるということもかなり多かったです。
ただそれでも諦めず応募をし続け、面接を受け続けたところ、ようやく1社に内定が決まりました。採用されたのは500人規模の中堅IT企業で、転職活動期間としては約半年がかりです。

仕事の合間を見つけ、在職したまま転職を実現できました。
転職エージェントの方に頼んで、土日での面接を申し込むなど融通を効かせてもらったりしたので、出来た芸当です。実際、エージェントさんの協力が無ければ、退職後の転職という形を取っていたかもしれません。

転職エージェントを利用するメリットは、求人を紹介してもらえることだけでなく、応募者と企業の間に仲介として入り、日程調整や年収、待遇などの調整を行ってくれる事もエージェント利用の大きなメリットです。

面接で実践したこと

今回の転職活動で最も多く質問されたことが「なぜ転職するのか」の部分です。
やや専門的な職種であるSEであったため、具体的な関連スキルや経験を問われるかと思っていましたが、「なぜプログラマからSEになりたいのか」、「なぜ自分達の会社でSEとして働きたいのか」、この部分をほとんどの会社の面接で問われました。

転職活動当初は分からなかったものの、こういった質問攻めにあった事でなぜ転職するかの部分が、今回の転職においてもっと重要なポイントだと気づき、転職する理由の部分の回答を回を重ねる毎にブラッシュアップしていきました。

履歴書や職務経歴書にも、転職する理由の部分がしっかりと伝わる書き方に変えていきました。私の場合は、現状に将来の不安を感じている→同業界で飛躍するためにより濃い経験、スキルを積みたい→そのためにSEを経験し新たな経験を積みたい、といった流れで自身の熱意をアピールしました。

書類の書き方については、転職エージェントの担当エージェントさんからも、様々なアドバイスをいただきました。
客観的なアドバイスをくれるので、非常に助かりました。どうしても一人で自己PRや志望動機について考えていると、独りよがりなものになってしまいますから。

まとめ

以上が私の転職体験談です。今、改めて転職を振り返って思うことは「転職する理由」が一番重要だったのではないかということ。

特に私の様に20代でプログラマーからSEという異業種に転職する方の場合は、この部分をいかに納得させられる様に伝えられるかがポイントになってくる様に思えます。転職活動当初は、「これまでの〇〇というスキルがSE職でも役立てられます」、「足りない〇〇分野のスキルは努力して補います」などスキルや能力の部分に対して固執していましたが、これではほとんど手ごたえがありませんでした。

転職本などでは、転職時はスキルや能力をアピールする事が大切だと謳っていますが、実際はそれ以上になぜ転職するかの理由を相手側は重視している様に思えます。

私が利用した転職エージェントは【リクルートエージェント】です



リクルートエージェントは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、年収アップ、待遇アップにはうってつけの転職エージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。

非公開求人には優良求人がたくさんありますから、リクルートエージェントを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

以上、下請けプログラマーからSEに転職した私の体験談でした。







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