企画職やマーケティング部門に就職したい人が押さえておくべき自己アピールポイント

文系大学生、時に経営学部や商学部の学生に人気の部署といえば企画職やマーケティング部門が代表的です。特にBtoCで消費者に直接モノやサービスを売っている企業の人気が高く、サントリーやキリン、明治製菓など大手企業の就職試験は、毎年、高い競争率になっています。

やはりコンビニやスーパーマケットで販売している食料品や、携帯電話など身近なものを提供している企業のほうが、学生にとって働くイメージがつきやすいからだと思います。
いきなり「うちのショベルカーをアピールして売ってこい」と言われるよりも「このチョコレートをアピールしてスーパーに売ってこい」と言われたほうが、学生としてはやりやすいのは当然ですね。(理系やショベルカー好きの学生は別として)

しかし、企画職やマーケティングについて、漠然としたイメージしかもっていない学生が多いのも確かです。
「マーケティング部門を希望します」といってきた学生に「じゃあ、うちの商品を私に売り込んでみて」と質問すると、うろたえてしまう学生が少なくありません。

企画職やマーケティング部門を希望する就活生にとって、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
今回は企画職やマーケティング部門への就職面接で使えるアピールポイントをいくつかピックアップして紹介します。


1:世の中の動向を掴んでおくこと

企画やマーケティングにおいて、流行は重要なファクターです。例えば人気のキャラクターや芸能人、何らかのブームの波にのって宣伝ができれば、宣伝効果は何倍にもなります。
逆に流行遅れの感性で企画やマーケティングをすると、世間とずれてしまい、販売結果はガクンと悪い結果になってしまうのです。

そのため、企画職やマーケティング部門に就職を希望するならば、希望する会社の商品のメインターゲットとなる層(たとえば、メタボ解消のお茶がメイン商品の会社だったら30代40代)の流行をしっかり把握しておくべきです。

2:視野の広さと想像力が重要

学生に多いのが、10代や20代の消費者の気持ちは理解できるから、そのターゲットへの企画はどんどん思いつくけれど、年齢層があがると途端に企画が思いつかなくなってしまうタイプです。

企業は若い人だけをメインターゲットにしているわけではありませんし、もしあなたが入社して企画職についたら、幅広い年齢層、キャラクターの人を相手にマーケティングを行わなければいけません。

30代の人が読む雑誌を読んでみたり、そこから仮説を立ててみたり、視野の広さと想像力が企画職・マーケティング部門には大切です。
特定の年齢層にだけ強いという人材は、企業からは魅力的ではありません。臨機応変に、どんな年齢層、キャラクター相手でも分析が出来る人材が内定をもらえるのです。

3:独創性のある企画をアピールしよう

何事も最初は真似からはじめる、というのはよく聞く話ですね。しかし、どこかの有名な企画をそのままパクって「これが私の考えた企画です」と言われても、面接官の心には響きません。
企画はオリジナリティーが大切です。ある程度は真似をしても、最後は自分の頭で考えて、その会社ならでは、あなたの企画ならではの魅力をこめなければ、面接でアピールできる企画にはなりません。

たとえば「30代男性をターゲットにした飲料を企画しなさい」と言われて「30代の男性は運動不足を気にしている人が多そうだから、ウォーキング用の水はどうでしょう?」と言われても、薄っぺらい推測に基づいた企画としか思われません。

なぜ30代男性は運動不足に悩んでいる人が多いと思ったのか? なぜウォーキング用と限定しているのか? 実際に具体的な数字は調べたのか? などなど、突っ込まれるポイントはたくさんあります。

それらすべてに答えられる、自分の意見、根拠が示せるなら、あなたは合格です。
企画やマーケティングというのは仮説を立ててPDCAをまわす仕事です。説得力のある仮説が作れなければ、営業や経営陣からGoサインは出ません。
企画やマーケティングは頭脳労働と言われるのは、こういった仮説等を考える機会がとても多いからなのです。

4:希望価格や売上目標など数字に落とし込む

説得力のある仮説や面白い企画を立てるだけが企画職、マーケティング部門の仕事ではありません。一番重要なのは数字です。
どんなに魅力的な商品でも、価格のつけ方を間違えれば利益にはなりません。それどころか、骨折り損のくたびれ儲けになってしまう可能性もあります。

原価や販売コスト、広告費などをもとに、損益分岐点、希望価格などを弾き出していく必要が有ります。

また、消費者から見て高すぎないか、安すぎないか、といった消費者の目線になることも大切です。

5:ほかにもまだまだ苦労はある

販売の時期も考えなければいけません。
たとえば、あえて冬に食べる冬用アイスを作るなら、発表時期は冬がベスト。本当にそうでしょうか? 寒くなってくるのは秋頃、10月からです。ならば10月から広告を売って、11月には発売すべきなのではないでしょうか。

こういった商品の販売時期、販売戦略を考えるのもマーケティング部門の仕事です。
さらに、イベントや広告などを考えるときは、広告会社やイベント会社に働きかけて、一緒にプロジェクトを動かしていく必要が有ります。スケジューリングや修正など、多くの人と関わるので、まとめるのはとても大変です。

このように、花形といわれる企画職やマーケティング部門も、楽にできる仕事ではないのです。それでも企画やマーケティングをやりたいと思ったら、これらの苦労をどのように乗り越えていこうと考えているのか。学生時代に培った能力をどう役立てるのか、という点からアピールポイントを考えましょう。

大きなイベントを仕切った経験があるなら、それは広告会社など他社と協力するときに大きな武器になります。
数字に強いのであれば、マーケティングの統計的な分析で役立ちます。
パワーポイントでのプレゼン経験が豊富なら、仮説や企画をプレゼンする時に、相手にわかりやすく説明できるため有利です。
コンビニのバイト経験でもいいのです。発注をする時に売れ行きをどのように考えたか。商品の並べ方をどう考えたか、など考えた経験は大きなアピールポイントになります。

人気職ですから、なかなか内定が出ないかもしれません。
しかし、企画・マーケティングとはなんなのか? という基本的なポイントを押さえておけば、薄っぺらい態度で挑んでいるライバルには打ち勝つことができます。
ぜひ高倍率に恐れず挑戦しましょう。




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