人材の墓場は生き地獄。負け組サラリーマンの悲惨な実情

http://tomoe-1983.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2013/03/31/bne971.png

人材の墓場、という言葉を聞いたことがあるだろうか? 日本の正規雇用労働者は簡単にクビを切ることが出来ず、使えない人材を雇ってしまってもリストラをするのがなかなかに難しい。
若者であればキャリアの仕切り直しが可能だが、40代50代となるとそうはいかない。くわえて家族持ちであれば、それこそ意地でも会社にしがみつく戦略を取るだろう。そこで、大企業は使えない人材を1つの部署に集めて、たいした業務をさせず飼い殺しにする。使えない身内への温情処置とも取れるし、使えない人材の肥溜めともとれる。
大規模なリストラに怯え、定年を怯えながら待ち、早期退職者募集で退職金をもらって逃げ切りを狙うことしか選択肢がない、まさに『人材の墓場』である。
それでも、墓場にしがみつく人々がいる。それは一体何故なのか? その背景には大きなリスクがあった。


人材の墓場にしがみつく理由

そんなに酷い環境なら、なぜ他の道を探さないのか? と思うだろうが、人材の墓場にしがみつく人々の背景には複雑な事情がある。一番、わかりやすいのが子供の教育費と住宅ローンという重い鎖だ。40代50代の子供となると、高校生や大学生がほとんどで、学費が最もかかる時期である。私立大学であれば、1年に100万以上の学費がかかるし、上京させているなら仕送りとあわせて年間200万円以上の教育費がかかる。大企業の40代50代の給与水準ならば、人材の墓場といえど年収700万~800万は固い。勤め続けることが出来れば、問題はないだろう。しかし、仮に退職し再就職したとして、年収300万円代に落ちれば破綻は確定事項だ。老後の資金を切り崩しても、今度は後述する住宅ローンで破綻することになる。
住宅ローンの問題はさらに深刻だ。親に資金援助をしてもらっているなら、ローンは短くて済むが、そうでない場合や背伸びして高い住宅を購入した場合、30年ローンだとしたら60歳までローンを支払わなければならない。月々6万前後であれば何とかなるかもしれないが、10万前後だったりボーナス払いがあると生活は厳しくなる。都内に購入した場合を除いて、車を持っていることが多く、車の維持費も考えると再就職後、最低でも年収400万は必要だ。しかし、ミドルエイジの使えない人材にとって年収400万は厳しい。大企業の肩書き持ちなら転職も楽だろうと思ってはいけない。40代50代の転職は厳しく、非正規雇用にしか受からないケースも多い。仮にも大企業にしがみついてきたプライドがプライドを蝕み、精神的に不安定になることは間違いない。また、親の介護も視野に入る時期であり、老後に必要なお金など様々な不安要素が重なりやすい。その不安は家族にも伝わり、家庭崩壊が起こりやすい状況が揃ってしまうのだ。
それらの要素を考えると、結局、人材の墓場と言われようと会社にしがみつくことが最良の選択肢になってしまうのだ。しかし、企業も今日無駄な人材を飼っている余裕はない。そのため、日本企業は恐ろしい手をうってくるのだ。

退職部屋の恐怖

早期退職という名のリストラであれば、退職金は増額されかなりの額がもらえる。しかし、自主退職の場合は別だ。退職金は雀の涙であり、おまけに失業保険の条件も悪くなってしまう。故に、人材の墓場の住人は決して自主退職をしない。ところが、企業は退職部屋という現代の拷問部屋を用い始めた。

大企業であっても追い出し部屋、退職部屋と呼ばれる名ばかり部署をつくり、毎日プレッシャーを与えたり、そもそも仕事を与えず、ただ8時間座っているだけを強要したりして強引に自主退職に追い込むことがある。
昔は窓際族と呼ばれていたが、現代の窓際族はもっと過酷だ。私も経験したことがあるが、周りが働く中、何もせず座って時間を潰すだけというのは非常に苦しい。囚人ですら仕事があったり、他者と話すことがあるというのに、それすら許されないのだ。まさに囚人以下の待遇を強いられるのが現代の窓際族である。
自営業であれば、負け組になったら借金を抱えてしまい首を吊る、というケースが多く、サラリーマンこそ安定という風潮があった。しかし、負け組サラリーマンも同じように追い込まれ、生きながらにして地獄、生き地獄を強要されることになる。負け組になってしまった場合、我々はどうリカバリーすればいいのか?

無理なライフプランが地獄の原因

生き地獄にあなたを縛る鎖の原因は無理に設定したローンや学費、生活費だ。楽観的に考えず、それを組まないことが最大の対策だが、すでに組んでしまった場合は家計のリストラをするしかない。車を軽自動車にする、ローンが払えなければ、家を売ってしまう。学費は奨学金にする……など、とにかく生活レベルを落とすことだ。
生活レベルを落とすことは変化であり、ストレスは大きいだろう。しかし、リストラや追い詰めなどで限界が迫る中、見て見ぬふりをしていては破綻は避けられない。年収400万、いや年収300万+妻のパート年収100万を想定して家計のやり直しをしなければならない。
選択肢が無い状態というのは、人間にとって最もストレス負荷が大きい。しがみつく以外の選択肢を冷静に考えることが重要だ。

今こそ副業で手に職を

また、年収が下がったり再就職先が見つからない時、副業による収入があれば精神的に少し楽になる。転職活動が上手くいかず、手持ち無沙汰になった時にやることがあり、さらにお金になるならば、それは非常に大きな助けになる。もちろん、本業レベルの収入を稼ぐことは難しいが、月に3万円でも収入があれば、精神的にも経済的にも助けになるだろう。

また、副業は年齢に関係無く出来ることが多く、ライター業などは需要も大きいため、コツコツやると収入も大きくなる。
人材の墓場という生き地獄に落ちてしまっても、絶望してはいけない。大切なのは臨機応変に対応する柔軟性である。

転職を考えるのも一つの手だ。泥船に乗ってしまっても、素早く降りる勇気を持っていれば助かる可能性は高くなる。
オススメの転職エージェント、使い方は下記の記事を参考にするといいだろう。

・転職エージェントの評判と口コミから登録すべきオススメの転職エージェントを紹介

まだ生き地獄に足を突っ込んでいない人でも、いざというときのために、選択肢を出来る限り増やしておきたい。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする