転職では何社も応募するより「これだ!」と思える求人に絞って応募すべき。良質な求人は100社のブラック求人に勝る

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転職でよくある疑問として「何社くらい応募すればいいの?」というものがあります。

年齢や職歴、希望の条件などによりますが
「50社、100社に応募しないと内定なんて出ないよ!」
と脅してくる人も居ます。

確かに、競争率の高い良質な求人に絞るとなると、かなりの数の求人を精査する必要がありますし、さらに内定を勝ち取るとなると複数社に応募する必要はあります。

しかし、いくらなんでも50社、100社に応募する…というのは、ナンセンスです。

 そもそも、50社も応募して内定が出ないということは、希望条件が高すぎるか、もしくは履歴書・職務経歴書・面接での受け答えに問題があるケースがほとんどです。

根本的な問題を放置して「内定が出るまで100社応募!」などという下手な鉄砲も数打ちゃ当たる戦略を取っているようでは、効率が悪すぎます。

正直な話、求人を50社ほど精査する必要はありますが、実際に応募するのは5社、10社程度で十分です。

転職準備と求人選びさえ手堅く固めておけば、100社も応募する必要はないのです。

今回は『転職において何社に応募するべきか?』という問題に対する私(人事・人材コンサル経験者)の解説を紹介します。

転職は応募する前に合否の8割決まる!事前の準備が一番大切です

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新卒の時に、なかなか就職が決まらず10社20社に応募してようやく内定を勝ち取った…という人は多いですよね。

日本は新卒一斉採用ですから、新卒時はどうしても運の要素が強く、入念な準備をしても無内定に陥る人が出てくるのは仕方ありません。

しかし、転職ではやり方がそもそも異なります。
転職は企業が「不足している人材をピンポイントで募集する」ので、大量に応募者を集めて選考…ということはしません。まず応募の段階でハードルを作り、その中から精査するので、競争率は面接の段階でせいぜい5倍~10倍です。

何が言いたいのかというと、つまり『新卒の時よりも運による要素が少ない』ということです。

求人から企業がどういう人材を求めているのかニーズを読み取り、自身のスキルやアピールポイントと照らしあわせて、選考を勝ち抜く戦略を揃えて面接に挑めば内定率は高くなります。

しかし、多くの人は転職を新卒時の就活と同じように捉えてしまい、ひたすら求人に応募して落とされる…というミスをやってしまいます。

はっきり言って、中途採用は事前の準備次第で合否が8割決まります。

新卒時のような運要素に頼った転職活動をするのではなく、きっちり「受かる可能性」を高めて戦術的に応募していく必要があります。

転職活動が長期化するのは、好ましいことではありません。
在職中の転職なら疲れがたまってしまいますし、退職後の転職なら貯金が減ってしまいます。

転職を素早く決めるためには、やみくもに100社応募するのではなく、入念な準備をして厳選された求人5社~10社に応募するようにしましょう。

スキルや資格が無いから転職出来ないは嘘。ライバルも同じようなものです

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「私はこれといったスキルや資格がないから、たくさんの求人に応募しないと駄目だ」
「30代の転職は厳しいから、とにかく数をこなそう!」

このように、自身の価値に対してネガティブに考えてしまい、誤ったモチベーションを抱えてしまう人は多いもの。

スキルや資格がないから転職は厳しい…というのは、世間の創りだした幻想です。

はっきり言います。
求人に応募してくるライバルも、実はたいした人材じゃありません。

大企業への転職や有名外資系企業への転職ならともかく、一般の転職において『実績もスキルも申し分ないスーパーマン』は非常に少ないです。

普通、そういった人材は大企業に既に囲われているので転職市場にはなかなか出てきません。
そんな人ばかりなら、企業の採用担当者は万々歳です。

でも、実際はそうじゃない。

転職市場にいるのは『本人に問題がある人』か『理由があって会社・仕事を変えようと思っている普通の人』の二種類だけです。

本人に問題があるタイプのライバルは勝手に自爆するのでどうでも良いのですが、普通の人と戦って勝つなら資格やスキルに注視するよりも『一緒に働きたい』『会社に貢献してくれそうだ』と採用担当者に思わせることが重要です。

そのためには、書類や面接をしっかりこなし、相手に好印象を与える必要があります。

人間は根本的にだらしのない生き物です。どんなに完璧に仕上げたと思っても、しょうもないミスや客観的に見たらダメな部分が残っているもの。

だからこそ、事前の準備をこれでもかと言うほど完璧にしておけば、5社~10社の応募で内定は決まるのです。

100社応募しよう! と応募数で目標を立ててしまうと、一社一社に対する準備・対策がおろそかになり、結局、内定が出ないという悪循環に陥ります。

無資格・ノースキルだからといって不安にならない事が大切ですよ。
自信を持って、自分の良い所を売り込めなければライバルには勝てません。自信を持ちましょう。ライバルは、たいしたことありませんよ!

元人事の私が言うのですから、間違いありません笑

未経験の業界・職種でも人柄やポテンシャルのアピール次第で内定に届く

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未経験の業界や職種への転職は、難易度が高いです。

しかし、絶対無理だという訳ではありません。経験者だけが転職可能な求人を出して人材が集まれば、人事は苦労しません笑

必ず未経験者を採用する会社はあります。
しかし、未経験者の場合はスキルや実績アピールが難しいですよね。なにせ、その業界や職種を経験したことがないのですから。

そこでポイントになるのが、仕事に共通するスキル。
コミュニケーション能力や仕事への意識・意欲、そして人柄です。

会社は集団行動が基本です。
もし誰か一人が身勝手な行動を取れば、周りが苦労することになります。

ですから、人事は基本的に未経験者の面接において、協調性や人柄を重視します。

協調性や人柄、仕事へのモチベーションが高ければ、経験者を押しのけて未経験者に内定を出すことがあります。

例えば、経理の求人に対して元営業の人が来た場合

「営業では常に数字を意識して仕事を行ってきたので、数字に対する意識には自信があります。前職では、営業マンの経費削減の具体的提案を2回行い、コスト削減に貢献しました」

などなど。

「コスト削減」「経費削減」「数字に強い」

といった経理に役立つ知識・経験をアピールした場合、未経験でも素早く経理職に溶け込める…といった印象を採用担当者は受けますね。

さらに「飲み会では盛り上げ役で、同期や上司とのコミュニケーションを円滑にするパイプ役だった」「人が良すぎるのが欠点で、営業をする時に嘘をつけないタイプです」など、人柄も好印象なら、人事としては未経験者でも内定を出す確率が高いです。

未経験の転職だからたくさん応募しなきゃ! と思って100社に応募するよりも、自分の人柄・経験・ポテンシャルをいかに採用担当者に伝えるかを組み立てたほうが、ずっと役に立ちますよ。

良質な求人の選択はプロにお任せ!転職エージェントを活用して負担を減らそう

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転職において、最も問題になるのが求人選びです。

ご存知の通り、日本の求人票は罠だらけです。

アットホームな職場です、と書かれた職場が殺伐としていたり、残業月10時間以内と書かれていたのに残業40時間+サービス残業だったり、息を吐くように嘘をつくブラック企業が非常に多い。

そんな荒れた求人の中から、ダイヤの原石とも言える良質な求人を探すのは至難の業です。
特に在職中に転職活動をしている人にとって、求人を探すだけでも嫌になってしまうもの。

そこでオススメなのが、転職エージェントを活用して、プロのエージェントに良質な求人を紹介してもらう方法です。

転職エージェントは、無料でプロのサポートを受けられるサービスです。
求人の紹介のみならず、書類選考に通りやすい書類の書き方や面接ノウハウを教えてくれます。

一人よがりになりがちな退職理由や自己PR、志望理由も、エージェントに客観的なアドバイスを貰ってブラッシュアップすれば書類選考通過率も改善出来ます。何より精神的にアドバイザーがいたほうが楽なので、ぜひプロのエージェントに相談しながら転職活動をしましょう。

オススメの転職エージェントはDODAです。



DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。

大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。

また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。

就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。

また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

DODAの登録方法について

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DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)

その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。

業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。

登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。

DODA 公式サイトはこちら

転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。




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