大学一年生のうちにやっておくべき就活の準備まとめ。就活に早すぎるという言葉はない

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厳しい受験を終えて、大学一年生になった人の中に少数ではあるが

「今から就活が不安」
「今のうちに就活のためにやっておくべきことが知りたい」

という人がいます。

教師や大人達は「まだ一年生なんだから、就活のことは気にせずサークル活動や勉強を頑張りなさい」と言うでしょう。

 しかし、就活の準備は大学一年生から、いやもっと言うと高校生から考えるべきだと筆者は思います。
文系、理系に分けられる高校二年生の時など、筆者の時は自分も含めて皆

「数学が得意だからor苦手だから」
「文系のほうが楽そうだから」

など、かなり適当な理由で決めていました。

本来、文系と理系を決める時は、将来なりたい職業によって決めるべきなのに、得意教科や楽か否かで決めてしまっている学生が多いのが現状です。

日本の学生は職業を知る機会がとても少ないです。
学校を卒業し会社に入ってみてはじめて「社員として働く」ということを経験するので、ミスマッチが非常に起こりやすく、若者の離職が後を絶たないのです。

今回は大学一年生の方向けの『今から就活のためにやっておくべきこと』を紹介します。


日本にある業界を調べる

学生の皆さんは、どれくらいの会社が日本に存在しているか知っていますか?
各業界の有名所だけを集めても、かなりの数になりますね。

また、知っている業界もまた少ないと思います。
具体的に企業例をあげていきましょう。

プラントエンジニアリングの最大手『日揮』
ネジなど工具のネット販売の成長株『モノタロウ』
哺乳瓶で国内のみならず中国でもトップクラス『ピジョン』
ゴム製品の大手『不二ラテックス』

いかがでしょうか?
いずれも株式市場に上場している優良企業です。
どの会社も知っているという人は、株式投資をしている学生さんくらいでしょう。

「将来は安定したメーカーに勤めたい」

と思っていても、メーカーは業界問わず山ほどあるのです。
その中からベストなものを選ぼうとなると、とても大学三年生からスタートしたのでは苦労しますよね。

そこで、大学一年生の時の就活の準備は、まず業界・企業を調べることが一番です。

業界によって仕事内容も労働環境も、持っている文化も全く違います。
自分にあった文化の業界、やりたいと思える業界を選ぶためにも、情報をしっかり調べておくことが重要になります。

情報収集の重要性

就活の準備とは、すなわち情報収集が9割といっても過言ではありません。
例えば「ここはいい企業に違いない」と思い込んで入社したらブラック企業だった。体育会系の文化で全く合わなかった。業績がボロボロでボーナス無しの会社だった……等々。

情報を持っていれば避けられるリスクというのは、就活では非常に多いのです。
就活において情報弱者はババを引いてしまう可能性が高いです。

就活には必ずババが存在します。いわゆるブラック企業というやつで、彼らは嘘の情報や甘い誘い文句で学生を引き込み、厳しい労働環境に放り込みます。

また、ブラック企業には腐った人間しか残りません。人間関係も最悪なことが多いです。それは大手企業でも例外ではなく、大企業だからブラックではないだろうという思い込みは取り払いましょう。

自分の目と耳、足で稼いだ情報を信じることが大切です。

どのように業界を調べるか?

一番簡単な方法は

「ガイアの夜明け」
「プロフェッショナル 仕事の流儀」
「カンブリア宮殿」

等のビジネス番組を見ることです。

これらはその時代に伸びている企業を会社の成り立ちから詳しく取り上げてくれるので、優良企業について学ぶことが出来ます(例外として、某ブラック企業も出演していましたが出演者があまりのブラックっぷりに引いてましたね汗)

次の方法は日経新聞を読むことです。
日経新聞にはたくさんの企業名とそのニュースがのっていますから、企業名をピックアップして業績や業務を調べるといいと思います。

業界地図などの書籍も利用しましょう。
20○○年度版と書かれている部分は、2~3年以内のものであれば問題ありません。

企業の内情に関して聞くにはOB訪問が一番良いのですが、なかなかハードルが高いですよね。サークルや知り合いのコネでアポイントが取れれば良いのですが、難しければキャリアセンターなどに行って紹介してもらいましょう。

アルバイトはあえてベンチャー企業に行こう

飲食店やコンビニでのアルバイトは大学生のバイト先としてメジャーですよね。
しかし、それらのバイトは就活にはいまいち役に立ちません。

というのも、飲食店や小売業に就職を目指している人ならともかく、メーカーなどに勤めたいと考えている人にとってはあまり就活におけるメリットが無いからです。

そこでオススメなのが、ベンチャー企業でアルバイトをすることです。

ベンチャー企業はアルバイトを募集しているところが多く、働きぶりによっては「卒業後にうちにこないか?」と内定を出す所もあります。

バイトなのに即戦力として突っ込んだ業務をやらせてくれるので、ベンチャー企業は大学一年生の就活の準備としてはとても役立つ経験になるでしょう。

もちろん、ブラックなベンチャー企業もあるので、アルバイト先には気をつけるべきです。経営学部の教授などからオススメのベンチャー企業を教えてもらったり、紹介してもらうのが一番安全でしょう。

ベンチャー企業は社内の平均年齢が若いので、大学生でも働きやすいと思います。
また、もし内定をもらった場合、働きやすさや雰囲気を考えて「ここが自分の居場所だ!」と思ったら、思い切って入社してしまうのも手です。

普通の会社、特に大きい会社は事前に働かせてくれるなんてことはしません。入社して初めて上司や先輩と出会いますし、文化や雰囲気を学びます。
ベンチャー企業にアルバイトから入れば、かゆいところまで全部知っていますから、ミスマッチが無いという点ではとても良いリクルートといえるでしょう。

情報のアンテナを張って学生生活を満喫しよう

大学一年生の時に出来る就活の準備は以上です。
留学やボランティアなど、就活のネタ集めなどは『就活』が目的になってしまうとおかしなことになるので、あえて言及しません。

ただ、常に就活のアンテナを張っておけば、例えば留学先で業界の人と会った時に色々と有意義な情報を聞けることがあります。

「一年生のうちから就活しなきゃ!」

と肩肘はらずに、情報のアンテナを張ってあとは学生生活を満喫しましょう。
アンテナを張るだけでも、他の学生よりずっとリード出来ますよ。







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