就職して生活していくのに大阪と東京どちらが住みやすいか?東京関西の就職と住み心地の比較

関東と関西、その中心である東京と大阪はしばしば比較の対象になります。地方在住の学生や、都会への上京を考えている人にとって、東京か大阪、どちらで働き生活するかは大きな問題です。

関西人に聞くと「大阪のが暮らしやすい!」と言いますし、東京の人に聞いても「関西に住んだことがないから分からない」と的を得た答えがなかなか出てきません。

そこで、関西と関東それぞれ数年の生活経験があるわあツィが、家賃相場や物価、街並みや働きやすさ、企業の数など「社会人が暮らすなら」という立場で、東京と大阪を比較してみました。

家賃相場や物価は大阪の圧勝

生活していく上で一番気になるのが物価です。東京が日本で最も家賃が高い地域であることは、周知の事実だと思いますが、実際に賃貸を探して驚く人が多いです。では、大阪と東京の家賃相場を比較すると、どのくらいの差があるのでしょうか?

調べた所、平均で2万円の差があるようです。
大阪で1Kは4万円、東京で1Kは6万円といったように、物件によりけりですが2万円も差があります。

 正直、家賃が2万円高いとかなりキツイです。東京の家賃は鬼です。
東京の方が給料が高い、家賃手当が出る、といった条件があれば良いのですが、実際、給料の相場もあまり変わらず、特に若者であれば家賃の分だけ東京のほうが生活が厳しいです。
しかし、アルバイトの時給は東京が圧倒的に高いです。大阪のコンビニでバイトをすると時給850円くらいですが、東京では1000円が基準になっています。そのため、フリーターにとっては東京のほうが収入は多くなります。

しかし、収入が多くなると支払う税金も多くなりますから、結局は大阪の方が生活がしやすいです。

物価に関しても、大阪は安いです。東京も競争が激しいのでそこそこ安いですが、中央区など高所得者が多い地区では基本的に生活必需品が高いです。

金銭的なメリットに関しては、大阪が圧勝です。

ベンチャー企業や大企業が多いのは東京

しかし、全国区で知名度がある大企業の本社が多いのは東京です。そのため、大阪住みでも、大企業に就職するために上京して就職活動をする人も多いです。
また、ベンチャー企業も東京に多く、まだまだ未開拓のビジネスにチャレンジしたい、という人にとっては働きやすい環境です。企業数も多いので、就職先の候補は多く、東京都内は電車で十分回れるので、転職活動もやりやすいです。

大阪も企業数は関西一で、就職には困りません。しかし、やはり東京に比べると母数は少ないです。
また、ベンチャー企業も東京のほうが多いです。
東京一極集中を避けるため、会社を関西に移転させる運動などもありましたが、やはり企業はアクセスのしやすい東京に集中しているようです。

通勤ラッシュは比較にならないほど東京は劣悪な状態

働く上で重要な通勤の面では、残念ながら東京は混雑率200%の劣悪な環境です。
特に家賃相場の安い地域からオフィスの多い都心に続く路線は、ほぼ全てラッシュの混雑率が200%に近く、身動きが取れないだけでなく心臓を圧迫されるような環境です。詳しくは下記の記事を参考にしてください。hazimetetensyoku.hatenablog.com

余談:電車でムカつく人間も多いです。hazimetetensyoku.hatenablog.com

また、関西は土日や平日の16時ごろなら席に座れますが、東京では土日、平日16時~でも座れないことが多々あります。人口が多い上に、車を使わず電車を利用するのが基本なので、時間、日にちを問わず東京は電車や駅が混雑します。

関西と比べると、街中でも電車でも人がとにかく多い! 例えるなら、京都の桜シーズンで外国人観光客でごった返している状態がずっと続いているような状態です。
人混みが苦手な人には暮らしにくいかもしれません。

余談ですが、有楽町に通勤予定で通勤ラッシュを避けつつ家賃相場の安い場所に住む方法をこちらの記事で書きました。hazimetetensyoku.hatenablog.com

有楽町のオフィスに通勤する方はご参考までにどうぞ。

新しい店やライブなどのイベントが多いのは東京!

歌手のライブイベント開催や、新しいお店(日本初上陸のお店など)が多いのは東京です。

お気に入りの歌手や芸能人のイベント、ライブに頻繁に通う人にとっては、東京に住むのは大きなメリットになるでしょう。働き始めてから、関西→東京をライブイベントのために移動するのは体力的にキツイです。東京に住んでいれば1時間以内にイベント会場に行けますし、横浜アリーナのイベントであっても横浜までは1時間前後で行けます。

コミックマーケットなども東京ですし、イベント事に行くなら東京住みのほうが有利です。

また、海外のブランドショップなどが日本に上陸するとき、必ず最初は東京に店を出します。
そのため、ショッピングが楽しいのは東京です。

東京人は冷たくて大阪人は人情がある?

東京人は冷たいと言われていますが、基本的に他人との距離をとっているだけで、話せば普通に仲良くしてくれます。大阪人は、良くも悪くも人情的で世話焼きな人が多いです。逆に言えば馴れ馴れしい、距離が近いため、関東から来た人はかなり戸惑うかもしれません。

東京は良くも悪くも他人に干渉しない街です。
例えば、駅で転んでも声をかけてくれる人は少ないです。人によりますが、東京人にとって他人の恥ずかしいところを見てしまったら、見て見ぬ振りをすることが親切なのです。
ちなみに、大阪は声をかけてくれる人が多いです。どちらが良いかは、人によるでしょうが、そういった「街の性格」がこんなにも両極端なので、東京と大阪はしばしば比較されるのかもしれません。

さて、全体的に大阪のほうが暮らしやすい、といった記事になってしまいましたが、実際、物価や人口数などを考えれば大阪のほうが働きやすい、住みやすい地域だと思います。

しかし、私自身は大阪の距離の近さ、話にいちいちオチをつけないと「あんたの話おもろくないで」と言われる(大阪人にとって指摘してあげるのは親切らしいです)ことなどに慣れることが出来ず、東京の「必要以上に他人に干渉しない」空気のが好きです。

ただ、そこをのぞけば大阪の方が暮らしやすいと思います。

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