エントリーシート(ES)で『困難を乗り越えた経験』を書かせる課題で見られるポイント。反省と改善に重点を置いて書かなければ書類選考は突破できない

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新卒就職のエントリーシートで最も頻出の課題といえば『困難を乗り越えた経験』を書かせる課題です。
この課題は就活生がどんな経験を経て、反省と改善のプロセスをこなしてきたのかを見るものであり、経験そのものを重視するわけではありません。そのため「サークルのリーダーじゃなきゃ不利」「海外ボランティア経験のあるやつが強い」といった事実は無く誤解です。

経験そのものはアルバイトでも趣味の活動でも何でも良く、この課題で見られるポイントは「学習・改善能力」「客観的視点の有無」「チームワーク・コミュニケーション力」です。

詳しく見て行きましょう。


事実だけをダラダラ書くのはNG

就活生に多いミスが、経験の部分だけに集中してしまい、文字数いっぱいに「どんな困難だったか」ということを書いてしまうことで「あなた自身が何を感じて、どういう改善点を見つけたのか?」という一番大事なプロセスを詳しく書けなくなってしまうミスです。

~しました。その時~という困難がありましたが、皆で力を合わせて解決しました。

上記のような事実をダラダラ羅列するだけの簡素なエントリーシートは、人事に5秒で弾かれます。

エントリーシートの課題は文字数制限がありますから、起承転結を意識しなければいけません。起承転結の起を長くしてしまうことのがミスの根本的な原因です。映画で言えば、プロローグが永遠につづいて急にエンドロールになるようなものです。そんな映画、見たいですか? つまらないですよね。

この課題で集中すべきは、解決方法の発見と結論です。

 下記のようなチャートを意識して書いてみましょう。
始まり(どんな経験かを簡潔に)
問題発生(どんな問題が起きたかを簡潔に)
解決方法の発見(それに対し、どうやって解決方法を見つけ実行したか)
結論(この経験から自身が学んだこと)

ポイントは始まりと問題発生の部分を短くして、解決方法の発見と結論を長く書くことです。また、その二つがしっかりと結びついていないといけません。

例えば「メンバー同士で意見が衝突したが、ネットではなく対面の話し合いの場を何度も作ることで意見調整をして解決した」という解決方法から「私はこの経験から友達の大切さを学んだ」となると、ちょっと繋がってないですよね。話し合いで解決したのだから、学んだことは「対面コミュニケーションの重要性」でしょう。

困難を乗り越えた課題の具体例

では、具体例を書いていきます。

1:始まり

大学のメンバーで自主制作の映画を作ることにした。
それぞれのスケジュールが合わなかったので、ネットで会議の場を設けた。

2:問題発生

しかし、シナリオの最後に主人公が死ぬか否かを巡って、メンバー同士で映画の方向性に関して意見が衝突した。

3:解決方法の発見

対面での話し合いの場を作り意見調整をして解決した。また映画を文化祭で公開するという目標をメンバー全員に再認識させてチームワークを強くした。

4:結論

私はこの経験から、大人数で1つの目標を達成するには、想像以上に強固なチームワークが必要なこと。チームワークのある組織を維持するには、ネットでの話し合いだけではなく対面コミュニケーションが必要なこと。そして目標の共有がチームワークを強くすることを学んだ。

このように、結論部分の学んだことは3つくらい書いても大丈夫です。文字数の許す限り書いておきましょう。1と2は簡素でOK。3、4に文字数を多く使いましょう。この例は、かなり単純化して書いています。実際には、これを元に本番用の原稿を仕上げます。特に3はもっと突っ込んで書くと良いでしょう。

いかがでしたでしょうか?
困難を乗り越えた経験と聞くと、経験そのものに意識がいってしまいますが、実際には問題解決のプロセスを聞かれている課題なのです。

まずは上のようなラフ原稿を作り、文章構成を決めてから書くとスムーズにクリア出来ますよ。
エントリーシートに出てくる頻出課題は決まっているので、事前に対策しておきましょう。

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hazimetetensyoku.hatenablog.com
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