転職時の自己PRで「スピード感がある」「変化に強い」は落ちる確率が高い

自己PRで「商品の販売サイクルが早い業界にいたので、変化に強いですorスピード感があります」というアピールをする人が多いのですが、この自己PRはあまり面接官に好まれるものではありません。
というのも、変化に強いという特性はもはや持っていて当たり前だからです。
一昔前は、技術の進歩の早さが目まぐるしく、そういったアピールも有効でした。しかし、現在では、どの転職本にも必ずテンプレートの中に「変化に強い」「スピード感がある」といった文面が見て取れます。これは、もはや定型文のようになってしまっていて、面接官も聞き飽きたフレーズの1つなのです。
新卒時ならともかく、転職において、このテンプレート文でアピール項目を埋めてしまうのは、非常にもったいない行為です。変化に強いことはもはやアピールでもなんでもなく、どの業種でも変化が早いのは当たり前なので、持っていて当然のスキルだと見なされています。


更に言えば、もともと慎重に考えて行動するタイプなのに、転職本を鵜呑みにしてこのアピールをしてしまう人がいますが、慎重なタイプか否かは話をしていればすぐに分かってしまいます。矛盾したアピールをすれば、自分が出来ないことを必死にアピールしていることになり、転職の面接においてマイナス評価を受けてしまうことになります。

変化よりも我慢

現代において企業が好むのは、変化やスピード感よりも我慢強さです。
転職が当たり前になってきた今の社会で、我慢強さや1つのことにじっくり取り組む姿勢は評価の対象になります。そのため、以前よりも1つの会社に長くとどまっている職歴は評価される傾向にあります。大企業を2年で辞めた人よりも、中小企業で3~4年続けた人の方が採用される社会です。大企業に入るとその後の転職が楽、という噂がありますが、私の見た限り、今は3年未満の退職ならばネームバリューも通用しません。
企業は近年、ますます採用者を選ぶ際に、長い目で見てメリットがあるかどうかを基準にするようになってきています。すぐ辞めそうな候補者は真っ先に落としますので、テンプレートな自己PRはマイナスの対象です。
また、そんなテンプレートな自己PRの文章なので、ライバルたちも使ってくるでしょうから、自己PRが被ってしまいます。そうなったら最後、マイナス評価は避けられません。
そこで、変化に強いという当たり前のアピールではなく、2つの属性から自分にあった自己PRをするべきです。
1つ目の属性は守りの属性で、謙虚さや慎重さ、正確さ、我慢強さなどのキーワードを軸に考える方法。2詰めの属性は攻めの属性で、改革、挑戦、改善、パフォーマンス向上といったキーワードを軸に考える方法。
どちらが合っているかは、自分だけで考えず第三者にアドバイスを貰うと、より自分の属性が理解出来ると思います。
自己PRで重要なのは「自分の出来ないことを無理にアピールしない」ことです。
どちらかとというと守りの属性なのに、営業への応募だから攻めアピールをしよう、などと考えると内定が遠のいていきます。
自己PRは会社に合わせるのではなく、自分の属性をアピールすることが必須です。取り繕っても、すぐに破綻してしまいます。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする