外資系企業に転職するデメリット。クビになりやすいだけでなく長時間労働や福利厚生の弱さも問題です

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 外資系企業に勤める・転職するにあたって、知っておきたいのが外資系企業のデメリットについてです。

 外資系企業は日系企業とは文化も仕事のやり方、経営戦略も大きく異なるので、入社してみたら外資系企業のワークスタイルが自分に合っていなかった…というケースも多々あります。

 外資系企業で働く、という事をイメージや先入観で捉える前に、外資系企業に勤めるデメリットについてしっかり把握しておきましょう。

レイオフ(リストラ)の危険性が日系企業より高い

 外資系企業といえば、雇用の流動性が高く、人材の入れ替わりが激しいのが特徴の一つです。

 それはポジティブに捉えれば、ヘッドハンティングによるキャリアアップの可能性や、ダメな上司がずっと居座ることを許さないクリーンな成果主義と捉えることが出来ますが、ネガティブに見ると「リストラされやすい」と言えます。

 例えば、自分がどんなに仕事ができても、リーマンショックなどの金融危機、世界不況によって本国が日本撤退、事業縮小を決定すれば即レイオフ(リストラ)されてしまいます。

 外資系企業にとって、最も優先順位が高いのは本国の企業利益、そして自国社員の雇用を守ることです。
 日本はあくまで子会社の一つであり、成果が出なかったり本国の経営が思わしくない場合は、日本支社を切る事もあり得るのです。

 年収1000万プレーヤーの外資系職員が、不況であっという間に無職になって就職活動に四苦八苦する…なんてことはよくあります。
 日系企業であれば、倒産しない限り既存の正社員の雇用は守られます。

 この雇用の点については、しっかり留意しておかなければいけません。

上司(ボス)の入れ替わりが激しい

 外資系企業では、基本的に上の人ほど人材の入れ替わりが激しい傾向にあります。
 結果を出せなければ、年収の高い上司から切られていきますから、2~3年のうちに日本法人の社長がコロコロ変わる…ということもよくあります。

 上司が変わると、仕事のやり方も手順も変わってきますから、やはり落ち着かないですよね。

 慣れてくると「そんなものか」と流せるようになるのですが、この流動性の高さに疲れてしまう人もいます。
 嫌な上司、仕事の出来無い上司が消えていくのは良いのですが、尊敬できる上司や中の良い上司が去っていくのは、やはり寂しいものです。外資系企業は、人との繋がりが日系企業よりも薄くなる傾向があるのです。

業種によって長時間労働をこなす必要がある

 外資系企業の多くは年俸制で、残業がつかない代わりに高年収、ただし成果を出さなければレイオフ…という環境であることが多いです。

 海外出張や、本国への報告、会議などを含めると、どうしても総合職は長時間労働になります。
 特に高年収で知られる外資系企業の営業、外資系金融のプレーヤーは、かなりのハードワークに耐えなければいけません。

 もちろん、総務職や経理職など残業の少ないポジションもありますし、日系企業よりも勤務時間がフレックスなので朝遅く出社するのが許される…といった面もあります。

 しかし、総合的に見ると、やはり外資系企業=ハードワーカーであることが多いです。

福利厚生が日系企業に比べて弱い

 外資系企業は高年収な分、福利厚生が弱く、住宅手当や各種手当が無いケースがほとんどです。

 日系企業、特に大企業は正社員の福利厚生を厚くしている事が多く、住宅手当をや財政貯蓄などを含めたら実質年収は高い、ということも多いです。

 年収だけで判断せず、外資系企業の最大のネックになる雇用の流動性を含めて、総合的に判断する必要があります。

外資系企業の理想と現実のギャップを埋めるためにも事前調査をしっかりやろう

 このように、外資系企業は日系企業と良くも悪くも大きく異なります。
 そのギャップを良しと捉えるか、悪しと捉えるかは個人の価値観によるところが多いですから、事前にしっかり外資系企業のワークスタイルを研究しておきましょう。

 また外資系企業と一口に言っても、例えばアメリカ資本とドイツ資本では経営戦略も雇用の流動性も大きく異なります。
 その国の文化や価値観が企業に反映されることが多いですから、外資系企業の求人を探す時は各企業の経営戦略、社風や文化をしっかり掘り下げてチェックしておきましょう。

外資系企業に強い転職エージェントを活用しよう

 外資系企業への転職を考えているなら、まずは転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

 オススメの転職エージェントは、海外にも多く拠点を持ち、外資系企業に強い転職エージェントであるアデコです。

転職エージェント『Spring転職エージェント』(アデコ)

 アデコはスイス資本の外資系転職エージェントです。日本法人であるアデコジャパンは、1985年から転職エージェントを展開しており、他社の転職エージェントには無い独自の求人を多く持っているのが特徴です。

 転職エージェントの規模としてはかなり大きく、非公開求人を多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。
 20代の若手人材の転職から外資系企業への転職、ハイキャリアの転職まで幅広く対応しており、初めて転職する人にもオススメのエージェントです。

 外資系大手のみならず、近年になって日本に進出してきた新規の外資系企業など、幅広く外資系企業の求人を揃えており、国もシンガポールや香港などのアジアからヨーロッパ資本まで幅広いです。

 またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれるので、英語のレジュメやカバーレター、英語面接など外資系企業ならではの対策もしっかりサポートしてくれます。

 転職エージェントの抱えている求人には、他にはない独自の優良求人がたくさんありますから、アデコを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

 アデコの登録は下記の公式サイトから申し込みが出来ます。※2017年5月8日、アデコの転職エージェントは「Spring転職エージェント」へとブランド名を変えるようです。

転職エージェント『Spring転職エージェント』(アデコ) 公式サイト

 またエージェントを仲介に挟むことで、年収や職場の雰囲気、残業時間など聞きにくい内部情報もエージェントを通じて聞くことが出来るので、事前情報の面でも転職エージェントを利用する価値は大きいのです。

 外資系企業への転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントのサポートを活用しましょう。







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