女性に人気の医療事務の労働環境はブラック企業並!医療事務のお仕事体験談

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昨今、女性に人気の職業、医療事務。
いわく、

「病院は全国どこにであるから夫が転勤しても大丈夫!」
「資格のいる専門職だからカッコイイ!」
「デスクワークの知的な職業です!」

心惹かれる言葉ばかりですね。
特にまだまだ好景気とは言えない今、手に職をつけたい、でも今さら専門学校に通って資格をとったりするのはちょっと…という女性には通信教育でも資格が取れる医療事務はキラキラと輝いて見える仕事だと思います。

しかし、その実態はあくまで建前。
とんでもなくブラックな労働環境も存在します。

今回は元医療事務経験者の私が、医療事務のブラックな部分を紹介します。

最後の患者の会計が終了するまで帰れない

基本的に、医療の値段という物はすべて厚生省が点数化しています。ちなみに耳垢取りは10点、つまり1,000円です。
(実際はこの点数に患者が所属している保険の負担割合をさらに当てはめて金額換算します。
※当時の点数です)

このように、医師が患者に処置をし、それをカルテに記録し、そのカルテが手元に来た時点でようやく医療事務の仕事は始まります。カルテに記載された処置名や病名から点数を割り出し、実際の金額に換算するのです。

つまり。
レントゲン撮影や胃カメラなど、終了まで時間のかかる処置の場合、それらがすべて終了するまで会計点数計算ができないのです。

たとえその直前まで病院がガラガラで「今日は定時に帰れるぞー」と思っていても、閉院ぎりぎりに患者が飛び込んで来たら、運が悪いと二時間くらい待ちます。
ではその二時間に何をするのか?

何もできません。

ひとしきりその日の仕事が終わってしまったら、書類の整理や清掃をして何時間後にくるかわからない最後の患者のカルテをひたすら待ちます。
これはつらいです。どんな山でも標高がわかるから登る気力も湧くのです。まるでスプーンで川の水を汲むような苦行は非常に人を疲弊させます。

残業代が出ないサービス残業ばかり

病院というのは個人経営が多いです。
ですから医師は自分が働けば働くだけその儲けが自分に還元されます。

そのうえ、最近の個人病院は、客引きのために正直無駄だとしか思えないようなすさまじい最新機器が配備されている場合が多いので、開院の際に医師が背負う借金も莫大なものになります。田んぼのまんなかの小さな病院にヘリカルCTが配備されている国は日本くらいのものでしょう。

仕方なく、開業した医師は馬車馬のように働きます。

医師も人間です。
早く借金を返したい…楽をしたい…儲けたい…もちろん、みなさん真面目な方が多いですが、どんな真面目で理想に燃える医師でも、借金があればさっさと返したいのは人間の性だと思います。

すると彼らの目は医療事務に向けられます。

「閉院後でも俺たちは働いてるのにおまえたちは働いてないじゃないか」と。
実際には医師からのカルテが来ないので何もできないだけなのですが。
ここで嫌な三段論法が生まれます。

「働いていない」→「給料を払いたくない」→「残業代なんか払わなくていいよね」

冗談のようでしょうが本当です。
すべての医療事務がそうとは言いたくありませんが、多くの医療事務にはあまり残業代が出ないのが現状です。

聞いた中で最もひどい例は「深夜0時過ぎまで働いても残業代が出ない」でした。
もうこうなると、コンビニで深夜バイトをした方が時給換算的にはマシだと思います。

実は医療事務に資格は必要ない

TVや雑誌の広告で盛んに宣伝されている「医療事務」という資格。
これは実は国家資格ではありません。ですから医療事務という仕事に就く際に特に資格など必要はないのです。
未経験の資格取得者と未資格の経験者ならば、まず間違いなく経験者が採用されます。

なぜなら、医療事務は医院の受付も兼ねているため、いくら法令や保険点数計算に精通していても経験者にはかなわない部分が大きいからです。
たとえば、日本語がわからないふりをして料金を払おうとしない外国人が来院したら…頭にヤの字のつく方に因縁をつけられたら…ふざけて子供に顔面に蹴りを入れられたら…そんなときの対処法は資格取得用のテキストには載っていません。先人からの無言のノウハウがあるだけです。

そう。医療事務はこのように下はゼロ歳から上は際限のない年齢のクレームを受けなければいけないのです。
その上、資格不要の職業なので、ちまたで思われているような高収入でもありません。
新卒OL程度の給与で昇給なし、ボーナスはあれば運がいい、程度です。

ただ、「医療事務」という言葉のかっこよさにひかれて志望する人間が後を絶たないため、非常な買い手市場という理不尽な職業でもあります。

それらすべてを笑って流す自信があり、「それでも医療事務になりたいの!」というあなた!
あなたには、もう、「頑張ってください」という言葉しかありません。

働きやすい職種・会社を見つけるためにやるべきこと

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