バイト先に就職するか悩んでいるフリーター必見。外食業界や小売業界の悲惨な労働条件とは?


バイトに熱を入れている大学生や、高校を中退しずっとバイトをしていて、バイト先から「正社員にならないか?」と誘いを受けている方は多いと思います。

バイト先に思い入れがあったり、BtoC(企業が個人向けに行う事業のこと)でのサービス業に心惹かれている人にとって、そのままバイト先に就職出来るのはとても良いお話に思えます。

しかし、BtoCの業界、特にサービス業や小売業界、外食業界は労働条件が過酷ないわゆるブラック企業が多く、安易に「バイト先から誘われたから」というだけで就職を決めてしまうのは危険です。

特に新卒の大学生、高校生は、新卒カードという大企業にも食い込めるカードを持っているのに、それを捨ててまでバイト先に就職する価値があるのかしっかり考えましょう。

あとで「やっぱり就職活動をしておけばよかった」と後悔しても遅いです。

また、高校を中退して、いわゆる若手フリーターとして働いている人も、安易に正社員になるのは危険です。

NHKで特集されていた過労死について考えるドキュメンタリーに登場していた、坊100円ショップの店長(残業月300時間以上)も学歴が無かったため、ここをやめたら正社員にはなれないだろうという弱みにつけこまれ、結局、鬱病で退職するまで違法なサービス残業を強いられる結果になっていました。

ここでは、こういった「安易なバイト先への就職」を無くし、バイト先に就職すべきか否かを冷静に考えるためのヒントを提案します。


就職活動が面倒臭いからバイト先に就職はNG

就職活動って面倒臭いですよね。特に日本ではインターンシップ制度もいまいち浸透していませんし、ベンチャー企業ならともかく中堅以上の企業では実務なんて到底やらせてもらえませんから、学生にとって社会人がどんな仕事なのか非常に不透明です。

実際、私も大学生の頃は営業と一口に聞いても、スーツを着て物を売る、くらいのイメージしか無く、見積もりや商品知識、実際の営業周りなどは正社員として就職してからはじめて理解した節があります。

一方で、大学生やフリーターのバイト先としてポピュラーなコンビニやレストランなど小売業、外食産業は仕事内容が非常に分かりやすく、消費者として利用もしているのでとても身近ですね。
そのわかりやすさと身近さから、就職活動でまず外食業界や小売業界の説明会に行く学生も多いです。

しかし、離職率を見ても分かる通り、小売業界や外食業界、サービス業は非常に労働環境が厳しいことが多いです。またサービス業で得られるスキルは他でつぶしが効かないものが多く、30歳を過ぎると他業界への転職が難しくなります。

にも関わらず、

「就職活動が面倒臭いからバイト先に入ろう」
「スーツを着る仕事はよく分からないし、つまらなそうだからサービス業をやろう」

といったように、安易なわかりやすさを求める若者があとを絶ちません。

有名レストランチェーンでの店長。
工業製品に使われるボルトを売る営業。

例えば、上記二つの求人が並んでいたら、学生が集まるのは有名レストランチェーンの方です。なぜなら、接客業は非常にわかりやすいですし、馴染みのある仕事だからです。

しかし、下のボルトを売る仕事が『残業は月に10時間以下』で『年間休日数120日』。
レストランチェーンの店長職が『残業は月300時間(サービス残業)』『年間休日数50日』だったらどうでしょう?

レストランチェーンに集まっていた学生は蜘蛛の子を散らすようにいなくなるでしょう。しかし、当然、企業は悪い情報を隠します。学生は企業の隠している黒い情報に気付くことが出来ず、結果としてブラック企業の一員として過酷な労働にさらされることになります。

企業研究をさぼらないこと

企業の離職率や平均年収、労働環境などは会社四季報や転職口コミサイトなどで調べることが出来ます。消費者としての企業の使いやすさ、好感度ではなく、労働者から見た企業の魅力を調べる事を、企業研究といいます。
就職活動において、この企業研究をサボると、ブラック企業に入る確率が飛躍的にアップします。というのも、基本的に労働条件のいいホワイト企業は就職希望者も多く、企業研究をしていない学生、求人者は落とされます。

逆にブラック企業は人材を使い捨てることを前提に大量採用しているので、企業研究をしなくても簡単に入社出来ます。そのため、企業研究をさぼる人はブラック企業に吸い込まれやすいのです。

バイト先に「正社員にならない?」と聞かれても、二つ返事でイエスという前に、まずバイト先の企業研究をしてみましょう。

アルバイトと正社員は違う

特にサービス業においてアルバイトと正社員の待遇は大きく異なります。
アルバイトは時給で給料が決まりますし、シフトもある程度、融通がききます。しかし、正社員になったらそうはいきません。あっという間に残業代を支払う必要が無い店長に昇格され、ひたすらサービス残業をさせられるのが外食業界や小売業界の常套手段です。

労働法では管理職には残業代を支払わなくてよい、となっています。人件費を安くすることで利益率をあげている外食業界や小売業界は、この法律を悪用して、店長を管理職として無理矢理はめこみ、サービス残業をさせて少ない人数で店を運営させて、人件費を節約しているのです。

また、外食業界や小売業界は体育会系の文化であることが多く、上が絶対で理不尽な指示、注意、暴力などが多く、恐怖で支配する縦社会が常識となっています。
NHKの過労死特集に登場した、20代で過労死をした某外食チェーンの店長の手記には「身体が動きません、もう限界です」という書き置きがありました。自殺に追い込まれるほどの恐怖政治が働いているのが、外食業界や小売業界の実情なのです。

どんなにあなたのバイト先のメンバーが良くても、企業も「いい人」とは限りません。
どんなに企業が立派な理念を掲げていても、企業が労働者の健康や働く環境をしっかり考えているとは限りません。

アルバイト先への就職をすすめられたら、まずバイト先の会社を検索し、情報を集めましょう。別のお店の正社員の人に話を聞いたりして、労働環境をチェックしましょう。
そして、本当に働きたいか、やっていけそうか、ということを改めて考える事が大切です。

すべての外食、小売企業がブラック企業ではない

こうして見ると、外食業界や小売業界をだいぶネガティヴに書いていますが、すべての外食チェーンや小売業がブラックというわけではありません。実際、大手コンビニチェーンなどは労働条件は厳しいながらも、順調に出世競争を勝ち抜けば、年収は十分な数値になりますし、サービス業は日本が世界に誇れる『おもてなし』の文化でもあります。

接客というスキルも突き詰めていけば一流のホテルや空港スタッフなど、幅広いBtoCの業種で役立ちます。

最近は外食産業でも、サービス残業を減らし、労働環境の改善をしている企業も少しずつ出てきました。
例えば、ビジネスジャーナルで特集されている居酒屋『テング酒場』『天狗』を運営しているテンアライドなどがそうです。
下記は記事の抜粋です。

【事例1 テンアライド(居酒屋「天狗」「テング酒場」を運営)】

同社では創業した44年前から、「顧客満足の実現は、従業員満足から」を合言葉に、従業員への制度や待遇を徹底している。
店長手当のほか、住宅手当(家賃半額補助)や持家手当を支給。持株制度や退職金制度も完備。アルバイトなら給与の週払いも選べ、経験を積めばアルバイトでも正社員並みの給与を得ている人もいるようだ。

休暇は通常の有給に加え、産休、育休、介護休暇、そして夏冬各5日間の連続休暇制度がある。制度として存在しているだけではなく、社長自ら「休みをとれ」と促しており、実際に取得できているようだ。しかも、パートやアルバイトにまで有給は付与される。

居酒屋を運営している企業ながら驚くのは、「全店舗、基本的に深夜営業ナシ。閉店は23時半」を徹底しているところ。しかも、アルバイトも加入できる労働組合まで存在しているのだ。
「朝まで働いて昼間に眠るのではなく、昼間の時間は自分のために使い、健康的な生活を送ってほしい」という思いから、店を開けていれば売上増間違いなしの新宿や池袋エリアの店でも、このルールに則って営業されているのが素晴らしい。渋谷では0時までの営業のようだが、それでも終電では帰れる時間だ。

この例のように、少ないながらも労働環境が良い企業も出てきています。
しかし、それでも毎年のように何も知らない若者を食いつぶすブラック企業がわんさか出てくるのが外食業会、小売業界の恐ろしいところです。

「まさかうちのバイト先がブラック企業だなんて」

と思わずに、何度も言いますが、企業研究はしっかりと行いましょう。

自分の価値を安売りしないこと

労働条件の悪い企業に入って、過酷な労働を続ける事は自分をいためつける行為をしているも同然です。
ブラック企業から逃げられない人の多くは、自己評価が低く「ここを辞めたら居場所がなくなる」と考えているケースです。

しかし、たとえ高校、大学を中退していても、職歴が短かったり、職歴が無くても、若いということはそれだけで市場価値があるのです。20代の若手を求めているホワイト企業はごまんとあります。過労死の心配をしなくてもいい、普通に働ける企業がたくさんあるのです。

20代であれば転職エージェントサービスを利用するのも一つの手です。

社会人2年目になると、だいたい自分の働いている会社の立ち位置や、規模、将来性が見えてきます。ブラック企業だとわずか1年の間に先輩がどんどん消えていきますし、同期も次々に散っていきます。
また、年齢の近い友人達の話を聞けば、昇給額やボーナス、休日数など労働環境の違いが鮮明になってくる時期です。

業界や会社規模による年収、待遇の違いは大きいです。
就職して1~2年目ではあまり感じないかもしれませんが、昇給額などは年を取るにつれて大きく差が開きます。

もし昇給額が少なかったり、ボーナスが減給されているようなら、会社の将来性という視点でキャリアを考えるべきです。もし会社の将来性に不安を感じたら、第二新卒の枠が取得出来るうちに転職をしましょう。

将来性のない会社にしがみついていると、どうなってしまうのか? 具体的なデメリットを見て行きましょう。


会社の待遇はそう簡単に変わらない

イケイケで成長しているベンチャー企業などは例外ですが、多くの中小企業は爆発的に成長する事はなく、待遇も大きく変化することはありません。
特に昇給額は会社の人件費に大きく関わってくるので、おさえようとする会社が多いです。しかし、昇給額が少ないということは、基本給がなかなか上がらない=基本給はボーナスにも関係してくるので、年収そのものが上がりにくい、という結果になってしまいます。

また、中小企業は景気が悪くなると採用を控えるので、世代に空洞があると好景気の時に採用された上の世代がポストを占領してしまい、なかなか昇進のチャンスがまわってきません。

そうなってしまうと、年収カーブに大きな影響がありますし、30歳以降の転職は管理職としての経験、つまり部下を教育、管理した経験がないと厳しくなります。
採用を毎年ではなく、まばらにしている企業は要注意で、30歳を過ぎても管理職になれない、という危険性があります。

入社2年目で考えるべきキャリアプラン

入社したての頃は、やりたいことがあったり、仕事を覚えることでいっぱいいっぱいだったかもしれませんが、1年経つと少しずつ客観的な視点で自分の立ち位置を見ることが出来るようになると思います。
重要なのは、会社内の立ち位置を確認するだけではなく、会社外、つまり自分の人生という大きな括りでキャリアプランを見つめなおすことが大切です。

今の会社にいて生き残れるスキルや経験が身につくのか?
30歳になった時、年収○○万円に到達出来るのか?

などなど、具体的にプランを考えていかなければ、結婚して家族を持ったり家を買うことも出来なくなってしまいます。

年収格差は業界や会社によって露骨に異なります。
人件費を安くして儲けを出している業界などでは、年収アップは望めませんし、10年後に生き残れるか、という観点で考えるとキツイものがあります。

『使い捨ての人材』にならないためにも、自分の立ち位置をしっかり見極め、転職したほうが良いと思ったのならばすぐに転職の準備をしましょう。

第二新卒枠はまだまだ強い

社会人2年目~3年目であれば、第二新卒という枠で中途入社することが出来ます。第二新卒枠は強く、未経験の業種、業務でも入ることが出来るため、25歳までならばキャリアプランを簡単に修正することが出来ます。

企業が第二新卒を欲しがるのは、第二新卒は社会人経験があり新卒のように一からビジネスを教える必要がないため、とてもコスパが良いからです。

需要は大きく、社会人2年目でも企業からのアプローチは多いです。

「石の上にも三年」という言葉にならって、下手に3年以上勤めてしまうと、その業界から抜け出すチャンスを失う可能性があります。残念ながら、財政に余裕が無い企業や業界は、そう簡単に変わりませんし、人件費を安く買い叩いて利益を上げるビジネスモデルの業界では続けるほうがキャリアから見て損になることもあります。

社会人2年目だからこそ、会社の将来性に不安を感じたら、第二新卒での転職を視野に入れましょう。
第二新卒で転職をするなら、転職エージェントを活用するのがオススメです。

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