エントリーシート(ES)で海外留学経験を自己PRする時のポイント。

留学や海外ボランティアなど、海外留学の経験はエントリーシート(ES)の自己PRに書くにはベストな話題です。しかし、せっかくの留学経験も、うまく自己PRしなければ内定を得ることは出来ません。

そこで、エントリーシートで海外留学経験をアピールする際に、内定が取れる書き方のルールを教えます。


自己アピールしたい点を絞る

まず、海外留学をアピールしようとすると、様々な経験が頭をめぐり、自己PRを書こうとしても話題が山盛りになってしまい、文字数以内でまとまらない状態になってしまいます。

 まず、やるべきことは他の自己PR対策と同じく、自分がアピールしたいポイントを書いて、そこに優先順位をつけることです。

例えば、留学で下記のような経験をしていたとします。

・語学留学でTOEICの点数をあげた。
・海外のインターンシップ、ボランティアに参加
・恋愛
・国際交流
・英語で友人を作れるようになった。

これらの経験から自己PR出来るポイントを探します。

例えば「他の留学生が日本人同士で旅行をする中、自分はストイックにTOEICの勉強や英語で会話をして点数をあげた」というエピソードを自己PRに書くならば、目標に対してストイックに努力できる点をアピール出来ます。

もし『ストイックな努力』をアピールするならば、英語学習という点に絞って自己PRを書く必要があります。
ここに『多様な価値観』『海外の友人を作れた』などアピールポイントをいくつも混ぜてしまうと闇鍋のように、まとまりのない自己PRになってしまいますし、文字数も超えてしまいます。

留学という大きな括りにとらわれず、自己アピールしたいポイントを絞りましょう。

文章構成はPDCAサイクルを意識する

自己PRする点が決まったら、次はそのアピールしたいポイントを活かせるエピソードを考えます。その際にはPDCAサイクルを意識しましょう。

PDCAサイクルとは

PLAN(計画)
DO(実行)
CHECK(評価)
ACT(改善)

の四点からなるフレームワークです。

実際に例文に当てはめてみます。

P:TOEICの点数をあげるために語学留学を計画。
D:実際に留学し勉強をした。
C:しかし、そもそもの単語力が足りず授業が理解出来ない。
留学そのものの効果を見出だせなかった。
A:単語を中心に勉強したところ、英会話もスムーズになりTOEICの点数も上がった。

結論:留学すればTOEICが上がると勘違いしていた。
何かを学ぶ時は環境を作るだけでは不十分であり、
自分で学習をすることが大切だということに気付いた。

このように、

1:挫折したこと
2:改善したこと
3:そこから導き出された自分の答え

この三点を意識してストーリーを作りましょう。

挫折と復活をシンプルに書くこと

文字制限は400字前後であることが多いため、なるべくシンプルに書きましょう。細かいことは面接で話せば良いのです。自己PRに書いたことは、必ず掘り下げる質問してきます。

そのため、エントリーシートにはシンプルに書きましょう。
細かいことまで書きたいのは山々ですが、大手企業の採用担当者は数多くのエントリーシートに目を通しています。整理された文章でなければ目を通して貰えませんし、自己PRで文字数オーバーは「文章をまとめるルールを守れない」「前提条件を理解していない」ととらわれることがあり、好ましく有りません。

上記のルールや法則を理解して、しっかりまとめて書きましょう。







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